TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 4日続落。海外株安と日本の給付策も失望。タイヤと非鉄が安い
速報・市況2021年11月10日

☆[概況/大引け] 4日続落。海外株安と日本の給付策も失望。タイヤと非鉄が安い

大引けの日経平均は178円安の2万9,106円、TOPIXは10ポイント安の2,007ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は873、値下がり銘柄数は1,213。出来高は11億5,329万株、売買代金は2兆5,202億円。
日経平均は4日続落。米国株反落に加え、日本の経済対策で給付策が18歳以下に限定され、しかも10万円のうち現金は5万円で、残りは子育て関連に使途を限定したクーポン券となることが失望された。
中国の10月の卸売物価指数が前年同月比13.5%上昇し、上海株と香港株は反落したことも重しとなった。
ソフトバンクグループが反落し、レーザーテックなど半導体関連とマネックスが売られた。
住友ゴムは海上運賃高騰の影響で通期予想を下方修正したことで、他のタイヤメーカーも下落した。
東邦亜鉛は下期に亜鉛製錬費悪化とコスト高影響が顕在化すると懸念され、ストップ安となった。
グレイステクノロジー(6541)は不適切会計で決算発表を延期したため、ストップ安。
一方、日産自動車は通期予想を上方修正したことで買われ、ネクソンは大幅増益となる通期純利益予想を開示したため急騰した。
東京機械製作所は東京高裁が敵対的買収を仕掛けたアジア開発キャピタルの抗告を棄却したが、日証金が11月16日までに貸借取引貸株残高の全てを返済請求すると発表したため、買い戻しが入った。
業種別下落率上位はゴム、空運、鉄鋼、非鉄、卸売で、上昇率上位は紙パルプ、海運、その他製品、電力ガス、鉱業。(W)

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