TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 5日ぶりに反発。中国の不動産業界再編期待が支えに。レーザーテックやファナック、昭和電工、大平洋金属が高い
速報・市況2021年11月11日

☆[概況/大引け] 5日ぶりに反発。中国の不動産業界再編期待が支えに。レーザーテックやファナック、昭和電工、大平洋金属が高い

大引けの日経平均は171円高の2万9,277円、TOPIXは6ポイント高の2,014ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は860、値下がり銘柄数は1,233。出来高は11億9,030万株、売買代金は2兆4,883億円。
日経平均は5日ぶりに反発。中国で当局が不動産分野のM&Aについて「三条紅線」(3つのレッドライン)と呼ばれる不動産部門の負債比率規制を緩和するよう求めたと報じられたため、業界再編期待が抱かれ、中国不動産バブル崩壊に対する不安心理がやや軽減された。
レーザーテックやファナックが買われ、昭和電工(4004)は黒鉛電極を来期5割近い値上げ方針で収益改善期待から大幅高となった。
大平洋金属は上期の経常利益が前年同期比3倍となり急騰した。
アイフルはアコムと異なり増益決算だったことで買われた。
一方、資生堂は通期予想を上方修正したが、アナリスト予想を大きく下回っているため下落した。
アサヒグループは原料高により通期予想を下方修正し売られた。
ディスカウント店の「ドン・キホーテ」を運営しているパン・パシフィック・インターナショナルは、傘下の食品スーパーの「ユニー」の業績悪化で第1四半期が3割営業減益となり急落した。
業種別上昇率上位は非鉄、倉庫運輸、卸売、ノンバンク、ガラス土石で、下落率上位は石油、鉱業、建設、食品、不動産。(W)

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