TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 5日ぶりに小反落。パウエルFRB議長再任に民主党左派が難色。楽天は赤字決算で下落し、海運は好調継続
速報・市況2021年8月12日

☆[概況/大引け] 5日ぶりに小反落。パウエルFRB議長再任に民主党左派が難色。楽天は赤字決算で下落し、海運は好調継続

大引けの日経平均は55円安の2万8,015円、TOPIXは0.5ポイント安の1,953ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,049、値下がり銘柄数は1,024。出来高は10億4,417万株、売買代金は2兆3,844億円。
NYダウが2日連続で最高値を更新したことを受けて、日経平均は朝方、209円高の2万8,279円まで上昇したが、その後は伸び悩み、5日ぶりに小反落となった。
ロイターが「FRB当局者らは、米国経済が堅調なペースで成長しており、労働市場も回復していることから、景気支援策を縮小し始める時期に差し掛かっているとの認識を示した」と報じたことや、ウォール・ストリート・ジャーナルが「パウエルFRB議長再任に民主党左派が難色を示しており、議長交代につながる可能性がある」と報じたことが警戒された。
米半導体株指数の5日続落を受け、東京エレクトロンは4日続落。
楽天は赤字決算で売られた。
グレイステクノロジーは決算低調でストップ安。
一方、海運は好調を継続し、SMCは通期業績上方修正で買われた。
第一三共は3日続伸。
電通は上期好決算で高い。
ネクソンは減益決算だったが、中国事業の売上回復見通しが示されたことで買われた。
東洋エンジニアリング(6330)は第1四半期決算の通期予想に対する進捗率が高かったことで急騰したが、大和証券ではナイジェリア向け肥料案件の完工による一過性利益の影響を除けば、概ね計画通りの推移なので、ポジティブサプライズはないと指摘している。
業種別下落率上位は陸運、空運、水産農林、電機、精密で、上昇率上位は海運、鉱業、非鉄、化学、機械。(W)

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