TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] FRB議長が利上げペース鈍化の可能性を述べ、グロース株が上昇。保険株と銀行株は売られ、不動産株は格下げが影響
速報・市況2022年12月1日

☆[概況/大引け] FRB議長が利上げペース鈍化の可能性を述べ、グロース株が上昇。保険株と銀行株は売られ、不動産株は格下げが影響

大引けの日経平均は257円高の2万8,226円、TOPIXは0.8ポイント高の1,986.46ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は621、下落銘柄数は1,150。出来高は12億4,498万株、売買代金は3兆1,404億円。
パウエルFRB議長が講演で、利上げペース鈍化は早ければ12月の会合(13日~14日)の可能性と発言したため、米国株が上昇し、日経平均は5日ぶりの反発となった。
レーザーテックや東京エレクトロン、メルカリといったグロース株が買われた。
エーザイ(4532)は野村証券が目標株価を1万2,000円→1万3,500円に引き上げたため、一時1万円乗せとなった。
中国南部の広州市は30日に複数の地区で新型コロナウイルスの感染予防ルールを緩和し、一時的なロックダウン(都市封鎖)を解除すると発表した。
他の地区でも新型コロナ規制の緩和が進むと期待され、資生堂が上昇した。
ACCESSは8~10月期の営業黒字で一時ストップ高となった。
一方、米国債利回り低下で保険株と銀行株は売られた。
不動産株はみずほ証券が三菱地所と住友不動産の投資判断を下げたことが響いた。

業種別上昇率上位は電機、化学、精密、医薬品、金属で、下落率上位は不動産、保険、電力ガス、銀行、陸運。(W)

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