TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/後場寄り] 香港の地位低下期待から日本の証券株と不動産株が高い。アイロムGは利食い売りで反落
速報・市況2020年6月2日

☆[概況/後場寄り] 香港の地位低下期待から日本の証券株と不動産株が高い。アイロムGは利食い売りで反落

12時36分時点の日経平均は22,295.04円の232.65円高、TOPIXは1,586.76ポイントの18.01ポイント高。
香港と同様に「一国二制度」が実施されているマカオでは、「国家安全法」と同等な効力を持つ「基本法23条」が2009年に発効されたが、それ以降一度も使われていない。
そのため、香港に対する「国家安全法」は独立を防ぐ「最後の手段」である意味合いが強く、「高度な自治権」を削るためのものではないと言われている。
だが、東京株式市場では香港の国際金融センター機能の低下から、日本の地位が浮上するという見方で、日経平均は堅調となり、証券株が買われ、香港から撤退した各国の金融機関が日本のオフィスを拡張するという期待で不動産株も上昇している。
THKは4~6月期が最悪期で、7~9月期から回復を予想した野村証券が投資判断を「Buy」に引き上げたことで高い。
ウシオ電機(6925)はウイルスを殺菌する紫外線殺菌装置の「ケア222」を米国大手照明器具メーカーに供給する契約を結んだことで買われている。
一方、アイロムグループは利食い売りに押されて反落している。
業種別上昇率上位は証券、鉱業、不動産、機械、非鉄で、下落は医薬品、電力ガス、空運。

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