1月12日の米国株式市場でNYダウはもみ合いながら小幅続伸。
12月の消費者物価指数は前年同月比7.0％上昇と、11月の6.8％上昇から加速し、約39年ぶりの高い伸び率となったが、市場予想でも7.0％上昇と見ていた。
そして、地区連銀経済報告(ベージュブック)で「全般的に楽観的な見方が続いているものの、複数の地区から、ここ数週間で企業の今後数カ月間の成長に対する期待がやや低下したとの報告が上がった」とされたことを受けて、インフレのピークは近いという見方から、セールスフォースなどのハイテク株が買われたが、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなどの金融株は売られた。

ナスダックは3日続伸。テスラやアプライド・ マテリアルズが高い。

NYダウ工業平均は前日比38ドル(0.11％)高の36,290ドル。ナスダック総合指数は前日比34ポイント(0.23％)高の15,188。S＆P500指数は前日比13ポイント(0.28％)高の4,726。
　　
NYダウ採用銘柄はセールスフォース、ナイキ、キャタピラーなどが買われ、ゴールドマン・サックスやジョンソン＆ジョンソン、ウォルグリーンなどが売られた。上昇は16銘柄、下落は14銘柄。