1月6日の米国株式市場でNYダウは続落。
週間の新規失業保険申請件数は前週比7千件増の20万7千件と、市場の減少予想(19万7千件)に反し、増加に転じた。
12月のISM非製造業景況指数は62.0と、予想の66.9以上に減速した。(11月は69.1)
セントルイス地区連銀のブラード総裁が、最初の利上げは早ければ3月の会合で決定される可能性があると述べたことも重しとなった。

医療保険のヒューマナは2022年度の個人向けメディケア・アドバンテージの加入者純増数を大幅に下方修正したことで急落し、ユナイテッドヘルスも連想売りとなった。

ナスダックは3日続落。
電気自動車のリビアン・オートモーティブが下落。アマゾンが欧州の自動車メーカー、ステランティスとソフトウエア開発で協力し、配送用の新たな電動バンを購入することに合意した。アマゾン向け電気自動車の競争激化が警戒された。

NYダウ工業平均は前日比170ドル(0.47％)安の36,236ドル。ナスダック総合指数は前日比19ポイント(0.13％)安の15,080。S＆P500指数は前日比4ポイント(0.10％)安の4,696。
　　
NYダウ採用銘柄はユナイテッドヘルス、ウォルグリーン、IBMなどが売られ、トラベラーズやディズニー、JPモルガン・チェースなどが買われた。上昇は11銘柄、下落は19銘柄。