3月29日の米国株式市場は反発。
ホワイトハウスは今月のシリコンバレー銀行破綻を受け、中堅銀行に新たな規制を課すよう連邦銀行規制当局に要請する準備を進めているとワシントン・ポストが報じたが、バンク・オブ・アメリカやチャールズ・シュワブ、ファースト・リパブリック・バンクなどの金融株は上昇した。
当局が規制強化の一方で、緊急融資制度の拡充など銀行支援策も検討しているので、危機を乗り越えると見込まれた銀行株に買いが入っている。
ナスダック上場銘柄でNYダウに採用されているインテルは、データセンター向けCPUを矢継ぎ早に投入していく計画を説明したことで買われた。
マイクロンテクノロジーズは3~5月期の売上高見通しがアナリスト予想を上回ったことが好感された。
NYダウ工業平均は前日比323ドル(1.00%)高の32,717ドル。ナスダック総合指数は前日比210ポイント(1.79%)高の11,926。S&P500指数は前日比56ポイント(1.42%)高の4,027。
NYダウ採用銘柄はインテル、アメリカン・エキスプレス、トラベラーズなどが買われ、ユナイテッドヘルスとメルクは続落。上昇は28銘柄、下落は2銘柄。