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概況/米国市場2023年4月1日

☆3月31日の米国株式市場は3日続伸。インフレ鈍化で消費関連が買われ、金利低下でテクノロジー企業も上昇。マイクロンは中国が調査で下落

3月31日の米国株式市場は3日続伸。
2月の個人消費支出(PCE)価格指数で、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCE価格指数は前月比0.3%上昇(市場予想0.4%上昇)、前年同月比4.6%上昇(市場予想4.7%上昇)で、1月の前月比0.5%上昇、前年同月比4.7%上昇から鈍化し、市場予想も下回った。

ミシガン大学消費者信頼感指数で3月の確報値は62.0(市場予想63.2)と速報値の63.4から下方修正され、2月の67.0から低下したが、1年先のインフレ期待は3.6%と速報値の3.8%から下方修正され、2月の4.1%から低下した。

インフレ鈍化観測を受け、FRBによる利上げ長期による景気悪化懸念が後退したため、ビザやホームデポ、ウォルマートなど消費関連が買われた。
金利低下に伴い、スノーフレークやサービスナウなどのテクノロジー企業も買われ、AI(人工知能)関連のシースリー・エーアイは大幅高。

ナスダックではテスラやネットフリックスが買われたが、マイクロンテクノロジーは売られた。
中国国家インターネット情報弁公室がマイクロン・テクノロジーが中国で販売している製品のサイバーセキュリティーについて調査すると発表した。
米国が中国による軍事利用を警戒し、半導体製造技術の対中輸出規制を強化したため、報復措置が講じられたと受け止められた。

NYダウ工業平均は前日比415ドル(1.26%)高の33,274ドル。ナスダック総合指数は前日比208ポイント(1.74%)高の12,221。S&P500指数は前日比58ポイント(1.44%)高の4,109。

NYダウ採用銘柄はホームデポ、3M、ナイキなどが上昇率上位で、下落はウォルグリーンのみ。

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