3月9日の米国株式市場は下落。
シリコンバレーを中心に事業を展開する銀行持ち株会社SVBファイナンシャル・グループは、証券ポートフォリオの損失と増資を発表し60%安となり、銀行持ち株会社シルバーゲート・キャピタルは暗号資産ビジネスに関与していたが、FTXの経営破綻をきっかけに預金引き揚げが相次いだため、銀行業務の縮小と清算計画を公表したことで42%安となった。
これらの影響でバンク・オブ・アメリカやJPモルガン・チェース、チャールズ・シュワブといった金融株が売られた。
NYダウ工業平均は前日比543ドル(1.66%)安の32,254ドル。ナスダック総合指数は前日比237ポイント(2.05%)安の11,338。S&P500指数は前日比73ポイント(1.85%)安の3,918。
NYダウ採用銘柄はJPモルガン・チェース、ウォルグリーン、ディズニーなどが売られ、上昇はインテルのみ。