9月3日の米国株式市場は急落し、NYダウは一時1,025ドル安となった。終値は807ドル安。
週間の失業保険申請件数は88万1千件と、前週の101万1千件から減少し、市場予想の95万件よりも改善したが、季節調整方法の変更が押し下げ要因になったという見方もある。
8月のISM非製造業景況指数は56.9と7月の58.1から低下した。市場予想は57.0。経済再開や景気刺激策の効果が薄れていると警戒された。
金曜日に8月雇用統計の発表を控えていることや、来週月曜日はレーバーデーの祝日で今週末が3連休となることもあり、主力IT株に利益確定の売りが相次いだ。
ナスダックの下落率はNYダウよりも大きく、テスラやアップル、エヌビディア、ズームの下げが目立った。

NYダウ工業平均は前日比807.77ドル安(2.78％安)の28,292.73ドル。ナスダック総合指数は前日比598.34ポイント安(4.96％安)の11,458.10。S＆P500指数は前日比125.78ポイント安(3.51％安)の3,455.06。　　　

NYダウ採用銘柄はアップル、マイクロソフト、ホームデポ、セールスフォース、アムジェンが下落率上位で、上昇はベライゾンとアメリカン・エキスプレスのみ。