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概況/米国市場2022年10月1日

☆9月30日の米国株式市場は続落。8月コアPCE価格指数が上昇し、ブレイナードFRB副議長の講演は時期尚早な利下げをしないことを確約

9月30日の米国株式市場は続落となり、主要3指数は年初来安値を更新した。NYダウの2万9,000ドル割れは2020年11月以来、約2年ぶり。
8月の個人消費支出(PCE)価格指数で、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCE価格指数は前月比0.6%上昇と、7月の前月比横ばいからインフレ圧力を強めた。前年同月比では8月が4.9%上昇し、7月は4.7%上昇だった。

FRBのブレイナード副議長は、物価上昇圧力が低下するまでには「時間がかかるだろう」、「我々は金融政策を時期尚早に緩和させないことを確約する」と述べた。

ナイキは6~8月期が20%減益だったことで急落し、クルーズ船のカーニバルは6~8月期の1株利益が赤字で大幅安となった。

ナスダックではアップル(NYダウ採用銘柄)は3日続落。マイクロソフトやネットフリックスが売られた。バイオジェンは反発。

NYダウ工業平均は前日比500ドル(1.71%)安の28,725ドル。ナスダック総合指数は前日比161ポイント(1.51%)安の10,575。S&P500指数は前日比54ポイント(1.51%)安の3,585。
  
NYダウ採用銘柄は全面安で下落率上位はナイキ、ボーイング、ディズニー、アップル、IBM。

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