9月9日の米国株式市場でNYダウは4日続落。
週間の新規失業保険申請件数は31万件と、市場予想の33万5千件を下回り、昨年3月中旬以来、約1年半ぶりの低水準となった。
だが、新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大が警戒された。
バイデン政権が薬価引き下げの包括案を発表したことを受けて、イーライ・リリーやメルクなどの製薬会社が売られた。
なお、デルタ株の感染拡大により、アメリカン航空やユナイテッド航空は売上予想を下方修正したが、いったん悪材料出尽くしと受け止められ、反発した。
ナスダックは続落でアマゾンやネットフリックスが安い。
一方、モデルナは新型コロナウイルス感染症とインフルエンザに同時に対応することができるワクチンの開発を始めたことで買われた。
NYダウ工業平均は前日比151ドル(0.43%)安の34,879ドル。ナスダック総合指数は前日比38ポイント(0.25%)安の15,248。S&P500指数は前日比20ポイント(0.46%)安の4,493。
NYダウ採用銘柄はアムジェン、ジョンソン&ジョンソン、メルクなどが売られ、ナイキやボーイング、JPモルガン・チェースなどは買われた。上昇は7銘柄、下落は23銘柄。