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コラム2021年3月18日

【本日のマーケット】3月18日(木)

3月18(木)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは反発し、初の3万3000ドル乗せ。FOMCが量的緩和の継続を決定し、金融引き締め懸念が後退。ボーイングやGM、GEが買われ、JPモルガン・チェースやウェルズ・ファーゴなど金融株も高い。NYダウは189ドル高(0.58%高)の33,015ドル。ナスダックは3日続伸。テスラやフェイスブック、マイクロンテクノロジーが上昇。ナスダック総合指数は前日比53ポイント高(0.40%高)の13,525ポイント。

本日の東京市場は、NYダウの3万3000ドル乗せを好感し大きくギャップアップでのスタート。FOMCメンバーが経済見通しを上方修正したが、現在のゼロ金利政策は2023年末まで継続する見通しと伝わり、過度な金融引き締めへの警戒感が後退。FOMCというイベント通過から日経平均も騰勢を強め、寄付きから3万円の大台を回復。10時過ぎには570円高の3万485円まで買い進まれたが、昼過ぎに明日まで開催の日銀の金融政策決定会合で、ETF買い入れ目安の年間6兆円をなくすとの報道が伝わり、後場から日経平均は上げ幅を急速に縮めた。長期金利の誘導策は変動幅を現状より若干広げるとの観測報道もあり、メガバンクが上げ幅を拡大。TOPIXも大幅続伸となり約30年ぶりの2000ポイント回復となった。大引けの日経平均は302円高の3万216円。売買代金は3兆3,544億円。TOPIXは24ポイント高の2,008ポイント。

新興市場も共に続伸。ジャスダック平均は10連騰となった。オークション開催のシンワワイズは偽物防止のため、アート作品をNFT(代替不可能トークン)化すると発表しストップ高。シンバイオ製薬が買われ、ウェブ開発のアピリッツは好決算を受け急騰。一方で、ビジョナリーは下落。マザーズ指数は3日続伸。メルカリ、Pアンチエイジが買われ、JTOWERは業績上方修正を好感。対して、識学は新株予約権発行で潜在株式の希薄化懸念で急落。

チャート上では、上ヒゲの長い陽線となったが、大きく窓を開けての上昇。ボリンジャーバンドの+1σ(3万144円)を上抜き、上昇余地拡大が期待される。

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TOPIX“異彩の強調”背景とその先は…
日本証券新聞3月19日(金)紙面1面TOP記事掲載

8連騰で2,000到達(12~17日は4日連続高値引け)

焦点の米FOMC(連邦公開市場委員会)を無難に通過したことで、18日の日経平均は一時570.67円高。2月16日高値3万467.75円を上回る場面があった。パウエル議長発言が「予想以上にハト派的」と受け止められ、17日のニューヨークダウが初の3万3,000ドル乗せした流れを引き継いだ。FOMC以前に、「イベント通過」自体が手掛かりとなった面もあるようだ。今週は“もう1つの関門”日銀金融政策決定会合(18~19日)も控え、後場は全般伸び悩んだものの、日経平均以上に注目されるのは最近のTOPIXの動きだ。

米国の機関投資家がベンチマークとするS&P500は未到の4,000まで、あと0.6%に迫ってきたが、日本のTOPIXも18日ザラバ中に、1991年5月以来となる2,000大台に一気に到達した。そもそも3月に入ってのTOPIXは異彩の強さを保っている。日経平均が小反落した17日も上昇しており、これで8連騰。しかも、12~17日は4日連続の高値引けだった。

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今日の市況概況
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3月18日(木)☆[概況/大引け]

日銀がETF購入目安をなくすとの観測報道で後場は上げ幅縮小。長期金利誘導策の変動幅は若干広げるとの観測で金融株が高いが、不動産関連は下落

大引けの日経平均は30,216.75円の302.42円高、TOPIXは2,008.51ポイントの24.48ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,444、値下がり銘柄数は654。出来高は15億9,934万株、売買代金は3兆3,544億円。
前日のNYダウが初の3万3,000ドル乗せとなり、本日の日経平均は一時570円高の3万485円まで上昇した。
しかし、明日まで開催される日銀金融政策決定会合では、EFT購入年6兆円という目安をなくすとの観測報道で、後場は上げ幅を縮めた。

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