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コラム2020年3月30日

【本日のマーケット】

3月30日(月)のマーケット

NY市場の大幅安と、ロックダウン(都市封鎖)のリスクを警戒して朝から大幅安。
一時は800円超の下落となる場面も見られました。日銀のETF買いやGPIFの買いの
思惑も呼び、後場から大引けにかけては徐々に下値を切り上げマイナス圏ながらも
高値引け。権利落ち分を勘案すると、実質は124円安です。先日、25日移動平均線の
上抜けを奪回したTOPIXはこの日もキープ。遅ればせながら日経平均も5日移動平均
線を上抜けてきました。

パンデミックによる今回のような株価の激しい亀裂は株式市場関係者が過去、経験
したことがないもの。それだけに、動揺はしばらく続くと思われます。恐怖指数と
言われる米国のVI(ボラティリティインデックス)、日経VI、欧州のVSTOXXは、未だ
高水準となっています。値幅調整は織り込みつつありますが、次は日柄調整が必要。

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【NEW乾坤一擲】
日本証券新聞3月31日(火)紙面1面記事掲載

・“パンデミック・パニック” 「未曾有の過剰流動性」注視

温故知新――。新型コロナウイルスの感染と株価との関係を、過去のパンデミック
(世界的大流行)局面にさかのぼってチェックした。

今回、2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)禍をはるかに越える感染者や死者を出
しているため、当時の経緯は参考事例になりにくい。1918年春から秋にかけ、2波に
わたって襲ったスパニッシュ・インフルエンザ(いわゆるスぺイン風邪)の場合はどう
か。全世界での死者数が少なく見積もっても2,500万人以上(一説には4,000万人)。
ところが、株価にどう影響したかという角度からメスを入れた著述を漁(あさ)った
ものの、一向に見当たらない。

そもそもNYダウについていえば、102年前のパンデミック局面では影響を受けるどこ
ろか、むしろ右肩上がりだった。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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3月30日(月)☆[概況/大引け]
大引けにかけて下げ幅縮小。
空運と銀行が大幅安で、人工呼吸器関連と新型肺炎治療薬、巣ごもりゲーム関連は高い

大引けの日経平均は19,084.97円の304.46円安、TOPIXは1,435.54ポイントの23.95
ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は492、値下がり銘柄数は1,620。
出来高は19億2,444万株、売買代金は3兆1,480億円。
新型コロナウイルス感染拡大と、志村けんの死亡が驚かれ、日経平均は前場に一時
18,578円(811円安)まで売られた。

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