TOP  NSJアップデート  コラム  【本日のマーケット】
コラム2020年4月1日

【本日のマーケット】

4月1日(水)のマーケット

寄り前に発表された日銀短観「DI」が急降下。大企業製造業のDIがマイナス圏に
落ち込むのは2013年3月以来、7年ぶりのこと。新型コロナウイルスによる景況感
悪化があらためて浮き彫りになったこともあり、東京市場は売り先行でスタート。

ロックダウン(首都封鎖)が警戒される中で、時間外の米株先物が下げ幅を広げ、
日経平均は後場に一時、前日比1,045円安の1万7,871円まで急落。大引けでは、
かろうじて1万8000円台をキープしたものの、日経平均、TOPIX共に3日続落です。

大陰線を引いて下落したことで、目前となっていた25日移動平均線との下方乖離
も大きくなり、目先は3月19日安値1万6,358円に対する二番底を探る動きが想定
されます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【鈴木一之 マーケットレポート 「本当の落ち込み」に備える】
日本証券新聞4月2日(木)紙面1面記事掲載

・電機、自動車 在庫はボトム圏

鈴木一之です。4月を迎えました。多くの企業にとって年度替わりを迎えたことに
なり、間違いなくこれでひとつの大きな区切りとなります。資産運用の世界も1年
の成果が問われる採点日です。

年度末の日経平均は1万8,917円で取引を終えました。前年度末の2万1,205円と比較
すれば▼10.8%の値下がりです。年度のスタート時は米中貿易戦争の真っただ中で、
イギリスのEU(欧州連合)離脱もあって世界的な保護主義の広がりにやきもきしてい
た時期でした。

今でもそれらは大きな問題ではありますが、それは今や二番目の関心事に位置付け
がひっくり返りました。その時点では想像もつかなかった新型コロナウイルスの
影響が世界を覆い尽くしています。

世の中の風景がすっかり変わりました。イギリス、ドイツ、フランス、スペイン、
イタリアではロックダウンが続き、米国もほとんどそれに近い状態です。外出禁止
に違反すれば50万円の罰金が科される州もあります。世界のモノと人の動きは大幅
に制限されたままの状態です。

・・・続きは紙面・Digital版で!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

4月1日(水)☆[概況/大引け]
ロックダウンを予想した海外投資家が先物を売り大幅安

大引けの日経平均は18,065.41円の851.60円安、TOPIXは1,351.08ポイントの51.96
ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は100、値下がり銘柄数は2,056。出来高は
16億6,142万株、売買代金は2兆7,205億円。
日銀短観の業況判断は市場予想ほど悪化しなかったが、回答時点よりも現在は大幅
に悪化しているはずと受けとめられ、相場は下落した。
米国では3月27日に2.2兆ドルの経済対策が成立したばかりだが、トランプ大統領が
追加で2兆ドルのインフラ投資を求めたため、日経平均は下げ幅を縮めた場面もあった。

詳しくはコチラ

 

関連記事