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コラム2020年4月2日

【本日のマーケット】

4月2日(木)のマーケット

NYダウが973ドル安と、大きく下落して戻ってきたことを受け東京市場はマイナス
スタート。一時、前日比357円安の1万7,707円まで下落する場面も見られるも、
後場寄り後には日銀ETF買いと思われる動きからプラス圏へ浮上。しかしながら、
買い手不在の中、下げ幅を広げ日経平均は4日続落となりました。

3月25日に1万9,546円まで戻したあと、ここへきて3月19日の安値1万6,552円に対
する二番底形成の動きが見られます。

TOPIXも4日続落。東証33業種のセクター別のPBRは4月1日現在で、鉱業が0.27倍、
鉄鋼は0.33倍、海運が0.39倍とまさに崩落状態。株価の長期トレンドライン200日
移動平均線と比較したマイナス乖離率は、鉱業が37.1%、鉄鋼は35.5%、空運35.7%、
非鉄金属26.7%、銀行が23.5%に達しており、いずれも驚異的な下方乖離局面となっ
ています。

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【壁谷洋和のグローバル・ウォッチ 第34回 原油、18年ぶりの安値水準に】
日本証券新聞4月3日(金)紙面1面記事掲載

・今後の展開はサウジの出方次第

新型コロナウイルスの感染がどこまで広がるのか不透明な状況の中、グローバル
株式市場では相変わらず不安定な相場展開が続いている。軟調な値動きは株式に
とどまらず、コモディティの世界でも原油価格の下落という形で影響が及んでいる。

WTI原油価格は直近で一時20ドルを割り込み、18年ぶりの安値を付けた。株式と同様、
市場参加者のリスク・オフが背景にあることは言うまでもないが、今回の原油価格
急落の直接的な引き金を引いたのは、3月のOPEC(石油輸出国機構)プラス会合での
交渉決裂と言えよう。本来なら150万バレル程度の減産が期待されていたところ、
ロシアが減産に難色を示し、サウジアラビアが逆に4月からの200数十万バレルの
増産で対抗してきたことが事の発端である。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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4月2日(木)☆[概況/大引け]
経済活動停止の長期化が警戒され続落。
空運やノンバンクが下落率上位。居酒屋には上場来安値も

大引けの日経平均は17,818.72円の246.69円安、TOPIXは1,329.87ポイントの21.21
ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は266、値下がり銘柄数は1,872。出来高は
16億4,426万株、売買代金は2兆5,703億円。
米国では新型コロナウイルスによる死者が4,000人を超えたが、トランプ大統領は
米国内の死者数が10万~24万人に達するとの予測を示した。
経済活動停止の長期化が警戒され、東京株式市場も続落となった。

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