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コラム2020年4月6日

【本日のマーケット】

4月6日(月)のマーケット

日々拡大を続ける新型コロナウイルスの感染者数。感染拡大防止のため、ついに
「緊急事態宣言」が発動される見通しとなりました。早期収束に向かうとの期待
から日経平均は一時852円高の上昇を見せ、大引けでも756円高と急騰を維持。
東証33業種全業種が上昇となり、東証1部での値上がり銘柄数は2004と9割以上が
値上がり。騰落レシオも77.43と正常レンジ内に戻ってきました。

チャート上では、日経平均は本日の上昇で大陽線を引き、5日移動平均線をクリア。
日銀ETF買いや各国の金融緩和策を勘案して、現状ではここからの売り仕掛けよりも、
買いのスタンスの方がリスクが少ないとの判断から買戻しが加速した模様です。

この大幅高の次には、「アフターコロナ」の展望を見据えての動きが展開されるのか、
緊急事態宣言発動でアク抜けとなるか?明日以降の相場展開が注目されます。

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【緊急事態宣言発令は「買い」か!? 向こう2週間が焦点も長期戦は不可避】
日本証券新聞4月7日(火)紙面1面TOP記事掲載

・SMBC日興証券 末澤豪謙金融財政アナリストに聞く

前週末3日の米株安などを受け気迷い気分で始まった6日の東京市場だが、朝方、
「緊急事態宣言 首相、意向固める」との日経速報ニュースが流れたあたりから
上げ足を速め、後場はNYダウ先物大幅高も加わって、日経平均は一時852.07円高
となった。緊急事態宣言は「買い」なのか。この手の話題となるとやはりこの人、
SMBC日興証券・末澤豪謙金融財政アナリスト(写真)に話を聞いた。

――「緊急事態宣言」発令で何が変わるのか。

「欧米のロックダウン(都市封鎖)とは大きく異なる。医療施設設置や医療関連物資
の売り渡しに関する事項を除けば、法的な強制力はほとんどない。その意味で効果
は限られるが、他者の目を気にする日本人の国民性を踏まえればアナウンスメント
効果が大きい。映画館など人の集まるところには停止を要請できる。企業側の自粛
は一段と強まり、経済にはマイナスに作用するだろう」

――マイナスが多い?

「まずは感染のオーバーシュートを抑えることが最重要。最終的には経済にもプラス
となる。むしろ日本医師会の要請があった前週時点で決断すべきだったのではないか」

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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4月6日(月)☆[概況/大引け]
日経平均は756円高。7日に緊急事態宣言の観測報道を受け、
ウイルス感染収束効果が期待され広範囲に上昇

大引けの日経平均は18,576.30円の756.11円高、TOPIXは1,376.30ポイントの51.17
ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は2,004、値下がり銘柄数は141。
出来高は16億7,962万株、売買代金は2兆6,994億円。
政府が7日に緊急事態宣言を出すと、新型コロナウイルスの収束に寄与すると期待
され東証は広範囲に上昇した。

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