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コラム2020年4月9日

【本日のマーケット】

4月9日(木)のマーケット                                                                   

コロナウイルスの感染拡大が警戒され、日経平均は揉み合い商状から小幅反落。日本時間の9日夜には、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟主要産油国で構成する「OPECプラス」による減産協議が行われることも様子見姿勢を強める要因となった模様。昨日まで4連騰で1,500円幅の上昇を見せただけに、さすがに一服となっても当然といったところ。逆に底堅いと言った印象すら感じます。

チャート上では、短期間にはなるが二番底を形成した形にも見え、N字型で下値を切り上げての推移。目先は3月25日の戻り高値1万9,564円が意識されます。

引け後に発表となったファーストリテイリング(9983)の決算は、通期営業利益予想を2450億円(4.9%減)→1450億円(43.7%減)と下方修正。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、大幅減収を見込んでいる。現段階では確度の高い業績予想を算出することが難しいとしており、4月、5月は、引き続き大幅減収を見込んでおり、6月以降に事業活動が徐々に正常化する仮定のもとに算出しているとのこと。これに伴い、2020 年8月期の連結業績予想の減額修正を反映させて、1 株あたり期末配当金の予想を250円から240円へ、また、1 株あたり年間配当金の予想を500円から480円へ減額修正している。

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【荒れ狂うウイルス禍 下値の堅い展開持続】                                                                                                       
日本証券新聞4月10日(金)紙面1面記事掲載

・黒田総裁 「追加的な金融緩和」も

荒れ狂うウイルス禍に対して、内外の株式マーケットは下値の堅い展開が続いている。3月半ばから下旬にかけてのパニック相場とは明らかに違う。

ニューヨーク州を中心に感染者数が激増し、8日時点で死者数が1.5万人近くに迫った米国ではNYダウが7日に一時、2万3,617ドルまで上昇し、3月23日の安値1万8,231ドルからの上昇率は29.6%に達した。8日も堅調に推移し、2月12日の取引時間中高値2万9,568ドルからの下げ幅の半値戻し水準に当たる2万3,890.5ドルに接近してきた(チャート参照)。NYダウほどではないが、NSDAQ総合指数は3月安値から22%、S&P500種指数も約26%アップ。

一方、9日の日経平均は前日まで4日連騰(上げ幅は1,534円)したあとだけにさすがに戻り売りが広がったが、それでも小幅安で踏みとどまり、大引けは7円安。同日、日銀の黒田総裁が支店長会議の挨拶で「必要があれば、躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる」と述べたことも支援材料の一つとなった。

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今日の市況概況
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4月9日(木)☆[概況/大引け]

感染者数増加が警戒されたが大引けにかけて下げ幅縮小

大引けの日経平均は19,345.77円の7.47円安、TOPIXは1,416.98ポイントの8.49ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は1,098、値下がり銘柄数は1,007。出来高は13億6,889万株、売買代金は2兆2,997億円。
新型コロナウイルスの国内感染者数が5,000人を超えたことや、NY州で1日に亡くなった人の数が2日連続で過去最悪を更新したと伝わり、日経平均は反落したが大引けにかけて下げ幅を縮めた。

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