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コラム2020年5月12日

【本日のマーケット】

5月12日(火)のマーケット                                                                   

本日の東京市場は、日経平均株価が3日ぶりに小反落。世界各地での経済活動再開期待と各地で兆しが見られる感染症第2波への警戒感から、売り買い拮抗となり狭いレンジでの値動きとなりました。前日のNY市場でナスダック指数が6日続伸となり、エヌビディアが上場来高値更新となるなど、ハイテク株の上昇を受けて村田製作所(6981)太陽誘電(6976)は戻り高値を更新。本日注目されたのは、トヨタ(7203)の決算発表。今期の連結営業利益予想は5,000億円(前期比79.5%減)と市場予想の約1兆8,800億円を大きく下回る数値となったことで、決算開示直後には前日比173円安(下落率2.59%)の6,485円まで下落。その後は6,500円台でのもみ合い商状での推移。トヨタの決算発表後に日経平均は前日比プラス圏に浮上する場面も見られたことから、トヨタによる「アク抜け」効果という見方も。

新興市場は堅調推移。ジャスダック平均は小幅ながら4日続伸。新型コロナウイルス感染症治療薬の共同研究で6日連続ストップ高と物色されていたテラは一転してストップ安。マザーズ市場も小幅に続伸。弁護士ドットコム、PSS、JIAが買われました。

チャート上では、一目均衡表の抵抗帯(いわゆる雲)の上での推移。引き続き、節目の2万500円と3月6日に空けたマド埋め完了(2万613円)が期待されるところです。

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【コロナに強い「インフラ関連」】

日本証券新聞5月13日(水)紙面1面TOP記事掲載

ショーボンドHD 3Q累計受注14%増 五洋建は増配予定

12日の東京株式市場は前日のNYダウの反落もあって一服商状。日経平均は一時、96円安の2万293円まで反落する場面があった。しかし、村田製作所(6981)太陽誘電(6976)は戻り高値を更新するなど、リーディング・ストックは堅調に推移している。こうした動きとともに、新たな活躍候補として見直し余地が広がってきたのが「コロナに強いインフラ関連株」。橋梁(きょうりょう)工事補修大手のショーボンドホールディングス(1414)は決算を好感して戻り高値を更新。五洋建設(1893)も増配を予定している。

工事継続 比較優位に

インフラ関連株が「比較優位」の投資対象として存在感を強めそうだ。 ショーボンドホールディングス(1414・日足)

その一つが橋梁をはじめとするインフラ補修工事大手のショーボンドホールディングス。11日引け後に発表した今6月期第3四半期累計(3Q累計=昨年7月~今年3月)の連結決算は営業利益が104億3,800万円(前年同期比5.7%増)を計上し、会社側の通期予想122億円(前期比4.0%増)に対する進捗率は85.5%に達した。

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今日の市況概況
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5月12日(火)☆[概況/大引け]

経済活動再開への期待と感染第2波への警戒感の綱引きでもみ合い。トヨタが売られ、海運、空運、不動産が安い

大引けの日経平均は20,366.48円の24.18円安、TOPIXは1,476.72ポイントの3.90ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は840、値下がり銘柄数は1,244。出来高は12億4,102万株、売買代金は2兆871億円。
経済活動再開への期待と感染第2波への警戒感の綱引きとなり、日経平均はもみ合いとなった。
トヨタは今期8割営業減益予想で売られた。

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