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コラム2020年6月1日

【本日のマーケット】

6月1日(月)のマーケット                                                                   

本日の東京市場で日経平均は反発して、約3ヵ月ぶりに2万2000円を回復。朝方は、指数は高いものの値下がり銘柄数の方が多く、TOPIXはマイナス圏になる時間帯も。先週から引き続き、海外投資家の買戻しが続いていると見られ、底堅い展開から上昇幅を広げる展開となりました。

前週末にネガティブ材料視されていたトランプ大統領の演説も、警戒されていた強硬的な内容ではなかった事も安心感につながりました。また、5月28日のウォール・ストリート・ジャーナルに「日本株が避難先に」という記事が掲載されたことも、海外投資家からの資金流入が期待されました。世界景気が回復すると世界景気敏感面で注目され、不安感が強まってもキャッシュリッチな面が評価できるとのこと。海外投資家の買戻しによる踏み上げ相場は6月12日のメジャーSQがポイントとなりそうです。

新興市場ではジャスダック平均が12連騰となり、サイコロは12勝。ワークマンやユニバーサルエンターが買われ、ストリームメディアは芸能マネジメントのSMEJを吸収合併することを材料視しストップ高。マザーズ指数も2%超の上昇で、2018年12月以来の1000ポイント乗せとなりました。FRONTEOは中外製薬と創薬支援AIシステムにかかわるライセンス契約を結びストップ高。弁護士ドットコムはオンライン相談の提供開始で急騰となりました。アンジェスは反落。

チャート上では6本陽線が続いており、下値切り上げで強い基調が継続。引き続き、ボリンジャーバンドの+2σ(2万1951円)のバンドウォークとなっておりますが、短期間で2万2000円到達、騰落レシオは136.89%と過熱感も出ております。

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日経平均「2万2,000円」奪回 2月26日以来、3月安値比35%高(ザラバベース)
日本証券新聞6月2日(火)紙面1面TOP記事掲載

高値急接近銘柄 満を持しての上放れ候補は

「コロナ」に続いて「香港」、そして「米ミネソタ州暴動」…、相次いで浮上する懸念材料にもなびかず頑強な動きを続ける株式市場。前週末の海外動向を伝えた1日付SMBC日興証券レポートは、「何が起きれば米国株式市場は調整するのか」と見出しに付したが、驚嘆すべき強さは東京市場も同じこと。2月26日以来となる日経平均2万2,000円をあっさりクリア。3月に1万6,000円台を付けていたのが遠い昔のように思えてくる。ここでは、好地合い下で広がりを見せる高値更新銘柄の動向と、指数そのものの先行きに注目してみたい。

東証1部の年初来高値更新銘柄がジワジワと増加中だ。5月26日に103、29日に110と3ケタに到達。6月1日も89と高水準をキープしている。もちろん、昨今の二極化状況では、年初の“コロナ前”水準まで、まだかなりの距離を残す銘柄がはるかに多いとはいえ、物色が横に広がりつつあることは確かだろう。

例えば、29日に1月高値を更新したダイワボウHD(3107)は1日も6.2%高の高値引け。2018年9月高値を払って、14年ぶりの高値水準だ。岩井コスモ証券の「8,800円目標」が好感されている。一方で、目前に迫っていた4月23日最高値を1日の寄り付きであっさりクリアした神戸物産(3038)は、そのまま7.1%高まで買い進まれた。

また、年初来高値ではないが、朝方に4月戻り高値4,912円を抜いたソフトバンクグループ(9984)も3月6日以来の5,000円台を回復した。十分な休養を経て、満を持して高値を払った時流に乗る銘柄が、そのままタテ追い人気を集める構図と言えようか。

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今日の市況概況
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6月1日(月)☆[概況/大引け]

海外投資家の買い戻し期待で3カ月ぶりに2万2,000円回復。米国のデモ激化を受けて、後場は幾分上値抑制

大引けの日経平均は22,062.39円の184.50円高、TOPIXは1,568.75ポイントの5.08ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は998、値下がり銘柄数は1,094。出来高は12億168万株、売買代金は2兆3,258億円。
5月28日のウォール・ストリート・ジャーナルに「日本株が避難先に、コロナ危機どう転んでも」という記事が掲載されたため、海外投資家の買い戻しや新規資金が入ってくると期待され、前場の日経平均は3カ月ぶりに2万2,000円を回復した後もジリ高となり、一時22,161円(283円高)まで上昇した。

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