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コラム2020年6月2日

【本日のマーケット】6月2日(火) 

6月2日(火)のマーケット                                                                   

本日の東京市場で日経平均は続伸して、一時2万2400円台まで上昇し2月26日以来の高値。先物主導で上げ幅を拡大し、上昇幅は300円を超える場面も見られました。大引けは263円高。TOPIXも続伸し、全33業種中では31業種が上昇。下落は医薬品と空運の2業種のみ。東証1部では値上がり銘柄数が1716銘柄と約8割が上昇。香港情勢の不安定化から、海外の大手金融機関がアジア圏の金融拠点を香港から東京へと注目しているとの見方で証券株や不動産株が上昇。特に日本取引所グループ(8697)は最高値更新となりました。

新興市場も過熱感を帯びており、ジャスダック平均は13連騰。ワークマンは5月既存店売上高が好調で買われ、大日光も反発して一時ストップ高。対してテラは続落。マザーズ指数も上昇で3連騰。連日の1000ポイント乗せとなり、2018年12月以来の大台回復です。サイバーセキュリティクラウドは株式分割を材料に急騰。サーバーワークスもテレワークの導入支援を材料に一時ストップ高まで上昇。AIinsideも買われました。前場はマイナス圏だったアンジェスも後場から買われ上昇です。

チャート上では7連続陽線と流石に過熱感を感じますが、ボリンジャーバンドの+2σ(2万2170円)のバンドウォークは継続。25日移動平均線からの上方乖離は8%超、騰落レシオは150.78%と高値警戒感も。

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【次の一手 出遅れ総合商社株に的】
日本証券新聞6月3日(水)紙面1面TOP記事掲載

「白熱化」 ソニー、戻り高値 ニトリは2万円台

勢いに乗る株式相場は2日、日経平均が後場に一時前日比339円高の2万2,401円まで上昇し、2月26日以来の高水準に達した。3月19日のザラバ安値1万6,358円からの上昇率は37%となり、相場は白熱化の様相を呈している。5月半ば以降、やや足踏み状態にあったソニー(6758)がこの日、一気に戻り高値を更新して一時、7,194円へ跳ね上げ、アンリツ(6754)も動き始めた(別項記事参照)。また小売のニトリホールディングス(9843)は上場来初の2万円台に乗せるなど、活気あふれる動きが相次いでいる。循環物色と買い戻しによる相乗効果は今後、出遅れの商社株を突き上げる可能性が出てきた。

日経平均やTOPIXの快進撃に加え、東証マザーズ指数は2日、取引時間中に1,018ポイントと2018年12月以来、1年7カ月ぶりの高水準に躍進。日経JASDAQ平均もこの日で13連騰となった。3月半ばまでの「売りの連鎖」状態とは正反対の「買いが買いを呼ぶ」が株式マーケットに広がっている。

もっとも騰落レシオや各種のオシレーターからは短期的な“走り過ぎ”のシグナルが点灯している。しかし、鉄鋼株や金融株が象徴するようにカラ売りをたっぷり飲み込んだ銘柄群は狼狽(ろうばい)する売り方の買い戻し(=踏み上げ)が進行中。これが短期的な過熱ムードを蹴散らしている。

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今日の市況概況
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6月2日(火)☆[概況/大引け]

国際金融センターとしての香港の地位低下予想で日経平均は続伸となり、証券株と不動産株が高い

大引けの日経平均は22,325.61円の263.22円高、TOPIXは1,587.68ポイントの18.93ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,716、値下がり銘柄数は391。出来高は13億3,573万株、売買代金は2兆4,090億円。
中国による統制強化で香港の一国二制度が崩壊すると懸念されており、国際金融センターとしての香港の地位が低下すれば、日本が見直されるという期待から日経平均は続伸となった。

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