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コラム2020年6月4日

【本日のマーケット】6月4日(木)

6月4日(木)のマーケット                                                                   

本日の東京市場で日経平均は小幅ながら4日続伸。米国の5月ADP雇用統計が事前予測ほど悪化しなかったことから、NYダウが3カ月ぶりに2万6000ドルを回復。これらを好感して朝方は294円高の2万2907円と2万3000円目前まで買い進まれました。短期間での上昇を見せていることから上値は重くなり、マイナス圏での推移となる時間帯もありましたが、後場からは買い戻され結局81円高。109円台となった為替動向も追い風となり、自動車関連株を中心に物色されました。日経平均は4日間で817円の上昇。売買代金は2兆6913億円。

新興市場ではジャスダック平均はもみあいで小幅に続落。ワークマンが続落。中京医薬品、ユーラシア旅行社が下落。ウチダエスコは好決算を受けて急騰。テラ、チエルも上昇です。マザーズ指数も続落で1000ポイント割れとなりました。メルカリ、メドレー、サーバーワークスが下落。サイバーセキュリティクラウドはストップ高となり4日連続で大幅高。オンコリスバイオファーマはFDAから開発中の新薬が食道がんに対する優遇措置を受けたことを材料視し急騰。

チャート上では高寄りでの陰線。騰落レシオは145%、25日移動平均線からの上方乖離が9%超と過熱感も継続。ボリンジャーバンドの+2σ(2万2651円)のサポートも続いてます。一目均衡表の週足では雲の上限を突破し「雲抜け」を達成。週末の明日で維持できるか注目です。

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「王者」トヨタ、戻り高値奪回
日本証券新聞6月5日(金)紙面1面TOP記事掲載

自動車株や部品株を刺激 ホンダ、デンソーにも妙味

トヨタ自動車(7203)が4日、取引時間中に前日比185円高(上昇率2.67%)の7,100円まで上昇。3月27日に付けた戻り高値7,029円を奪回し、相場は新局面に突入してきた。前年同月比で見た5月の米国自動車販売の減少率が4月に比べて改善が進み、これに円安が重なってトヨタを軸とする自動車セクターに見直し買いが拡大。「コロナ後」の販売回復を先取る動きは今後、部品株など自動車周辺銘柄に、さらに波及する可能性が出てきた。潜在力を踏まえると、ホンダ(7267)デンソー(6902)は要注目。二輪車のヤマハ発動機(7272)も先高ムードが広がりそうだ。

バリュー株人気は4日、連結PBR0.9倍台のトヨタを一段高に突き上げた。上値の関門と意識されていた戻り高値7,029円(3月27日)を奪回して午前9時30分には7,100円まで上昇。その後はやや伸び悩んだものの、押し目買いは旺盛だ。もともと強烈な出遅れ感があっただけに、微調整を交えながら、さらに上値を追う潜在力を秘めている。

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今日の市況概況
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6月4日(木)☆[概況/大引け]

高寄り後、元閣僚が米大統領を批判で一時下落となったが、SQまでは買い戻しが続くという見方で持ち直した。循環物色で太陽誘電が高い

大引けの日経平均は22,695.74円の81.98円高、TOPIXは1,603.82ポイントの4.74ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,032、値下がり銘柄数は1,026。出来高は15億1,632万株、売買代金は2兆6,913億円。
米国で5月のADP雇用報告が市場予想ほど悪化せず、NYダウが3カ月ぶりに2万6,000ドルを回復したため、日経平均は高寄りし22,907円(294円高)を付けた。

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