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コラム2020年6月22日

【本日のマーケット】6月22日(月)

6月22日(月)のマーケット                                                                   

先週末のNYダウが3日続落となったことを受け、本日の東京市場は反落スタートとなりました。新型コロナウイルスの感染第2波に対する警戒感から様子見姿勢も見られましたが、大きく下押すことは無く底堅い展開。プラス圏で推移する時間帯もありましたが、全体的に材料不足で手掛けづらい状況。配当再投資も期待されることから底割れすることなく、日経平均は41円安で大引けを迎えました。売買代金は1兆6539億円と閑散となりました。

新興市場は共に堅調展開。ジャスダック平均は5日続伸。テラがメキシコで新型コロナウイルス薬の薬事申請着手を材料に2日連続のストップ高。出前館も買われ大幅高です。対してチエル、プロルート、セリアは下落。マザーズ指数も5日続伸。オンコリスバイオファーマが新型コロナウイルス治療薬の開発で2日連続ストップ高。アジャイルメディアはAIカメラによる密・発熱・マスク着用の検知を材料に4日連続のストップ高。すららネットも買われました。一方でPSSは反落です。

チャート上ではわずかに5日移動平均線(2万2461円)を下回ったものの、陽線引け。横横の推移となっており、煮詰まって来ている状態。様子見姿勢から売買代金は1兆6000億円台と市場エネルギーも減退傾向です。

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NEW乾坤一擲
日本証券新聞6月23日(火)紙面1面記事掲載

株価は崖っぷちか

なにごとにも勢いというものがある。

株式相場もまた同じ。その勢いが、コロナ禍による景気・企業収益への影響を重くみるエコノミスやストラテジストに、強い違和感を抱かせている。株価は上がり過ぎ、というわけだ。

終値ベースで日経平均は3月安値から6月8日に付けた2万3,178円まで6,626円高の猛反騰相場を形成(上昇率40%)。6月15日に2万1,530円へ下押す場面があったが、「熱冷ましの自律調整」と前回(6月16日付)の当欄で書いたように、その後は再び上値をうかがう足取りに変わり始めている。

実態から遊離している、として株価バブル論が盛んに喧伝(けんでん)されながら、相場はさほど気にかける様子はない。

コロナ対策による未曾有の財政拡張政策と金融緩和政策というポリシーミックスに注目し、「危機でもバブルでもない」という立場に立つ筆者とは違って、バブル論を唱える向きは震えながら崖っぷちに立っている心境だろう。

だが、日経平均採用銘柄ベースの連結PBRは直近19日時点で1.09倍。崖っぷちどころか、正味の資産価値から見ると懸念無用のレベルだ。15日に10.2%まで拡大した25日線からのプラス乖離(かいり)率は15日に0.02%へ低下し、短期過熱感は解消した。

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今日の市況概況
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6月22日(月)☆[概況/大引け]

薄商いだが、押し目買いが入り小幅高に転じた。鉄鋼と医薬品が高い

前引けの日経平均は22,499.32円の20.53円高、TOPIXは1,582.17ポイントの0.63ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は940、値下がり銘柄数は1,112。出来高は4億5,422万株、売買代金は7,983億円。
先週末のNYダウが3日続落となった影響で、週明けの日経平均は反落して始まったが、押し目買いが入り小幅高に転じた。ただし、薄商い。

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