TOP  NSJアップデート  コラム  【本日のマーケット】7月8日(水)
コラム2020年7月8日

【本日のマーケット】7月8日(水)

7月8日(水)のマーケット                                                                   

本日の東京市場は、NY市場での主要3指数の下落を受けてのスタート。ETFの分配金捻出のための換金売りを警戒し、日経平均は続落。大引けは176円安の2万2438円。米アップルが次期iPhone全機種に有機ELを採用する見通しと報じられ、有機EL材料の保土谷化学は一時ストップ高。有機ELパネル製造装置の平田機工も物色されました。また、DX関連で注目されるNECが、一時前日比140円高(上昇率2.55%)の5630円と、2008年7月以来、12年ぶりの高水準まで買い進まれ、マーケットの注目を集めました。

IPO銘柄で上場2日目のブランディングエンジニアは、公開価格(490円)に対して2593円買い気配のまま取引終了。

新興市場は共に底堅い展開。ジャスダック平均は4日続伸。レカムが急伸。ジオマテックは有機EL向け透明導電膜を手掛けているためストップ高。買取王国は6月度の売上高が好調でストップ高。対して、テラや小僧寿しは下落。マザーズ指数も4日続伸。再生誘導医薬のステムリムは6日続伸。Aimingも買われ、ユニフォームネクストは6月度売上高急増で物色されました。一方、PSSやサイバーセキュリティクラウド、フリークアウトは下落。

チャート上では上値が重く安値引けとなり、5日移動平均線(2万2444円)、25日移動平均線(2万2482円)を再び下回る位置に。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

DX関連、夏相場をリード
日本証券新聞7月8日(水)紙面1面記事掲載

NEC、12年ぶりの高水準 完全復調の長期波動

NEC(6701)が8日、一時前日比140円高(上昇率2.55%)の5,630円と、2008年7月以来、12年ぶりの高水準まで買い進まれ、マーケットの話題を集めた。全般調整ムードに覆われた東京株式市場で異彩を放つ動きを示すきっかけとなったのは、7日に同社が発表したDX(デジタルトランスフォーメーション)事業の強化方針だ。今春以降、株式マーケットで折に触れ注目されてきたDX関連銘柄は、こうした動きを契機に夏相場のリード役として一段と存在感を増していくだろう。NECとともに、今後、有望な関連銘柄は何か――。

NECの“株価復興”が目覚ましい。8日、株式併合調整ベースでは12年ぶりに5,600円台を回復。2004年以降の動きを示した別掲の月間足チャートから分かるように、06年4月の9,200円から12年7月に付けた960円安値までの下げ幅(8,240円)に対する戻り率は56%に達し、完全復調を印象付ける長期波動だ。

・・・続きは紙面・Digital版で!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

7月8日(水)☆[概況/大引け]

ETF分配金捻出のための換金売りで続落。ソフトバンクGと任天堂が反落し、銀行と保険が安い。有機EL関連の保土谷化学は高騰

大引けの日経平均は22,438.65円の176.04円安、TOPIXは1,557.23ポイントの14.48ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は420、値下がり銘柄数は1,686。出来高は11億5,596万株、売買代金は2兆1,599億円。
ETF分配金捻出のための換金売りが影響し、日経平均は続落となった。

詳しくはコチラ

関連記事