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コラム2020年7月21日

【本日のマーケット】7月21日(火)

7月21日(火)のマーケット                                                                   

前日のNY市場では、NYダウが序盤に167ドル安と売られた後に持ち直す展開。マイクロソフトが22日の決算発表を前に好決算への期待で買われました。英アストラゼネカがオックスフォード大と開発しているワクチンの第1相・第2相の臨床試験で、強い免疫反応を確認したと発表したことも投資家心理を改善させ、NYダウは小幅に続伸。また、テスラ、Amazon、ズームビデオが大幅高となり、ナスダック指数は続伸で最高値を更新。本日の東京市場は、この流れを受け上昇スタート。EUが復興基金案で合意したことも好感され、一時は208円高の2万2925円まで上昇する場面も見られました。4連休前ということで積極的にポジションを取る向きは限られ、一気に2万3000円を伺うまでには至りませんでした。大引けの日経平均は166円高の2万2884円と続伸。東証1部の売買代金はかろうじて2兆円乗せとなりました。

新興市場も上昇。ジャスダック市場は続伸。3Dマトリックスが買われ2日連続のストップ高。クラスターテクノロジーも2日連続のストップ高です。対して、大日光エンジは下落。マザーズ指数も続伸。Aimingが2日連続ストップ高。TKPはSMBC日興証券の目標株価引上げを受け大幅高。直近IPOのGMOフィナンシャルゲート、アイキューブドシステムズ、KIYOが急騰しました。一方、サマンサタバサは下落。

チャート上では5日移動平均線(2万2802円)を上抜き、ボリンジャーバンドの+2σ(2万2969円)も射程圏内となっています。明日の連休前で2万3000円乗せとなるか注目です。

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相場の「梅雨明け」、1Q決算発表がきっかけに
日本証券新聞7月22日(水)紙面1面TOP記事掲載

再点検 “コロナ禍”抜け出す強い株

21日の日経平均は後場に入って一時前日比208円高の2万2,925円まで上昇。再び2万3,000円をうかがう足取りとなった。臨床試験中の新型コロナのワクチンについて、英製薬大手・アストラゼネカが20日、ワクチン投与者の多くから抗体が確認された、という中間結果を発表したほか、堅調な米国株にも支援される展開となった。

現在の調子でいけば、東京株式市場は4連休(7月23~26日)明け後に本格化する上場企業の今3月期第1四半期(1Q=4~6月)決算をきっかけに「梅雨明け相場」に突入し、6月8日に付けた戻り高値(終値で2万3,178円)奪回に動く可能性がある。そうした新局面入りの相場をリードする銘柄候補は何か――。

東証の調べによると、今回の1Qの発表会社数は7月末までで813に及ぶ(1部、2部、新興市場の合計)。決算発表ラッシュは8月14日をもってほぼ一巡。しかし、7月末にかけての開示によって、1Q決算に関する全体像の輪郭が浮かび上がってくる。

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今日の市況概況
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7月21日(火)☆[概況/大引け]

英アストラゼネカのワクチン開発進展に加えて、EUが復興基金案で合意したことも好感

大引けの日経平均は22,884.22円の166.74円高、TOPIXは1,582.74ポイントの5.71ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,402、値下がり銘柄数は676。出来高は11億5,171万株、売買代金は2兆1,142億円。
英アストラゼネカが開発中の新型コロナウイルスワクチンが初期臨床試験で、強い免疫反応を示したことが好感され、日経平均は上昇した。

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