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コラム2020年7月22日

【本日のマーケット】7月22日(水)

7月22日(水)のマーケット                                                                   

前日のNY市場では、EU首脳会議が復興基金案で合意したことで欧州景気回復期待からNYダウは上昇し、一時344ドル高となる場面もありました。テスラ、ネットフリックス、エヌビディアが利食い売りから下落してナスダック指数は反落。本日の東京市場は、4連休前の手控えから値幅も狭いレンジでの推移。大引けの日経平均は132円安の2万2751円と反落。東証1部の売買代金は1兆8880億円と薄商いでした。

新興市場は底堅い展開。ジャスダック平均は3日続伸。ワークマンが買われ、アイビー化粧品は特許取得を材料視してストップ高。また、小田原機器は茨木交通の高速バスにタッチ決済を導入でストップ高となりました。対して、テラや3Dマトリックスは下落。マザーズ指数は小幅に反落。アンジェスやフィーチャ、アイキューブドシステムズが下落。一方、マクアケは好決算で上昇。

チャート上では5日移動平均線(2万2764円)を下回りました。ボリンジャーバンドの+1σ(2万2749円)は死守といったところ。2万3000円チャレンジは来週に持ち越しです。

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鈴木一之 マーケットレポート
日本証券新聞7月27日(月)紙面1面記事掲載

「コロナ危機」と上場企業 激動 決算発表がきっかけに

鈴木一之です。コロナウイルスの今年は梅雨も記録的な長さに及んでいます。熊本地方では先日の豪雨による水害の被害額が1,000億円を大幅に上回ったことが判明しました。大変な規模の災害で胸が痛みます。

中国では三峡ダムの水位が危険なレベルまで上昇しています。中国は香港への強権押し付けやウイグル自治区での人権問題、ファーウェイ製品を巡る英国との軋轢(あつれき)、南シナ海での権益強化、という看過できない問題を国際社会に投げかけていますが、目下の重大事は三峡ダムの水位です。この問題が大きな災厄をもたらさないことを祈ります。

新型コロナウイルスの感染拡大は止まりません。北半球がバカンスを迎えて第2波が現実に広がってきました。すべては経済再開との兼ね合いで判断されます。EU(欧州連合)各国はようやくマスク着用を義務付けた上で、6月中旬から徐々に国境を開いてきました。人の移動は以前とは比べ物になりませんが、それでもゼロ付近の経済は着実に上昇しつつあります。

日本はまだその段階にはありません。「GoToトラベル」キャンペーンは問題含みのまま開始されました。東京への発着が除外されたため、景気対策としての当初の見込みは大幅に軌道修正されています。ワイズスペンディング(賢い支出)とはほど遠い状況です。

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今日の市況概況
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7月22日(水)☆[概況/大引け]

4連休を控え反落。ソニーやJR各社が下落。一方、日本電産が買われ、中国O-FILMが米国のエンティティリストに追加されたため、NISSHAは急騰

大引けの日経平均は22,751.61円の132.61円安、TOPIXは1,572.96ポイントの9.78ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は473、値下がり銘柄数は1,634。出来高は10億8,537万株、売買代金は1兆8,880億円。
4連休を控え、手控えムードから日経平均は反落した。

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