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コラム2020年7月27日

【本日のマーケット】7月27日(月)

7月27日(月)のマーケット                                                                   

先週末は米中対立激化懸念で上海株が売られたことや、インテルが次世代CPUの投入時期が遅れることで下落となった事などがネガティブ材料となりました。日本が連休中のNY市場ではNYダウが370.51ドル安、ナスダック指数は317.18ポイント安と大幅下落。4連休明けの東京市場は朝方こそ322円安と300円超の下落となる場面も見られましたが、安寄り後は下げ幅を縮める展開。後場からは、日銀のETF買い観測も有りTOPIXはプラス圏へ。大引けの日経平均は35円安の2万2715円と続落。東証1部では値上がり銘柄数1424、値下がり683と値上がり銘柄数が多く、売買代金は2兆1066億円。

新興市場でジャスダック平均は堅調展開で4日続伸。テラ、ジョルダン、小僧寿しが買われ、小田原機器は高速バスにキャッシュレス決済を導入で2日連続のストップ高。対して、セリアや3Dマトリックスは下落。マザーズ指数は続落。マクアケは6日ぶりに反落。メルカリ、サーバーワークスが下落。一方、コパコーポレーションは業績予想を上方修正でストップ高。直近IPOのGMOフィナンシャルゲートは連騰です。

チャート上では5日移動平均線(2万2753円)に頭を抑えられるものの、25日移動平均線(2万2522円)がサポートする形。狭いレンジ内での展開が継続です。

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NEW乾坤一擲
日本証券新聞7月28日(火)紙面1面記事掲載

「酒田五法」は今も通用するか “自然と起き上がる”相場は買い

ストレスが溜まるもみ合い相場から、いつ抜け出すか――市場関係者の関心事だ。

6月9日にザラバで2万3,185円を付けた日経平均は6月11日以降、2万2,900円台を上限とするこう着相場に踏み込み、はや1カ月半が経過した。

こうしたもみ合い相場を、江戸時代の天才相場師・本間宗久(1717~1803)は「通(かよ)ひ相場」と言い表した。上下に通う、つまり行ったり来たりする相場である。

通い相場ではまずもって「天井と底とを考ふること第一なり」と、宗久は自著(『本間宗久翁秘録』)で説いているが、天底を考えるとき、手離せないのはケイ線(チャート)だ。

昨年暮れ、日本証券新聞は、宗久翁をルーツとする酒田ケイ線解説のロングセラー本、「酒田五法は風林火山」の令和改訂版を刊行。つい先日、この酒田五法に関するラジオNIKKEIの番組収録に参加する機会を得た。

酒田五法に造詣(けい)が深い株式アナリストの鈴木一之氏や、本紙デジタル版「NSJヘッドライン」のコーナーを担当している伊藤明・テクニカルアナリストによる「酒田ケイ線談義」に花が咲いた。

番組中、進行を務めたラジオNIKKEIの鎌田伸一氏から、こんな質問が飛んだ。「AIが大量の注文を発注したり、株式ディーラーが少なくなるなど取引環境が変化した現代においても、酒田五法は役に立つものなのでしょうか」。

すかさず鈴木氏が「役に立ちます!」。「それどころか、たぶんAIを打ち破るとしたら、それは酒田五法」とし、投資家の欲望や恐怖の間で形作られたローソク足と酒田五法は時代を超えて生き続ける、と強調した。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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7月27日(月)☆[概況/大引け]

安寄り後下げ幅縮小。TOPIXは小幅高に。インテル関連が売られたが、日本電産とネットワンは高く、造船関連が買われた

大引けの日経平均は22,715.85円の35.76円安、TOPIXは1,576.69ポイントの3.73ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,424、値下がり銘柄数は683。出来高は11億6,056万株、売買代金は2兆1,066億円。
先週末の米国株続落を受けて、日経平均は安寄りしたが、日銀によるETF買い観測が下支え要因となり、下げ幅を縮め、TOPIXは小幅高に持ち直した。

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