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コラム2020年7月29日

【本日のマーケット】7月29日(水)

7月29日(水)のマーケット                                                                   

前日のNY市場でNYダウは反落。コンファレンスボードが発表した7月の米消費者信頼感指数は92.6となり、市場予想の94.5を下回ったことや、共和党が1兆ドルの追加経済対策案を発表したものの、民主党は3兆ドル規模を要求しているため、協議が難航しそうなことも警戒されました。ナスダック指数も反落。電気自動車のテスラや半導体関連のAMDとエヌビディアが売られ、新型コロナウイルスワクチンのモデルナは続伸。本日の東京市場は、105円近辺での推移となっている円高が重しとなり冴えない展開で、寄り付きから窓を開けての下落。また、ファナックとキャノンが四半期決算内容が想定以上に悪化していると受け止められ急落。キャノンは21年ぶりの安値水準まで売られました。大引けの日経平均は260円安の2万2397円と4日続落。

新興市場でジャスダック平均は小幅続落。テラは大幅続落。日本マクドナルドは米国マクドナルドが保有比率を下げる方針を発表したことで売られました。対して、プロルートやワンダーコーポは上昇。マザーズ指数は4日続落。メルカリや弁護士ドットコム、ライフネット生命やリボミックが下落。一方、Aimingは反発。ブランジスタは台湾メーカーに対して、Amazon日本市場での販売支援サービスを開始しストップ高。

チャート上ではギャップダウンからの陰線を引き、25日移動平均線(2万2528円)を割り込んでしまいました。

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鈴木一之 マーケットレポート
日本証券新聞7月30日(木)紙面1面記事掲載

「景気底打ち」接近か 政府の“公式認定”と経験則

鈴木一之です。7月23日からの4連休、東京方面は雨ばかりでした。本来なら歴史に残る2度目の東京オリンピックが開かれたはずですが、そうはなりませんでした。祝日をわざわざ移して4連休を作り出してまで国を挙げて準備したのですが、残念ながら1年後に延びました。
コロナウイルスの猛威は収束せず、ここに来て再び感染者数が急増しています。飲食店や旅行関係には厳しい状況ですが、学校関係者も大変です。春先から学級閉鎖が続いたため小中高校では授業日数が足りずに、例年なら夏休みというこの時期も授業が行われています。その分、夏休みが削られ海に山に、友だちや家族と繰り出す夏の思い出が失われてしまいます。子どもは夏に育ちます。大人以上にストレスがたまっていることでしょう。気の毒でなりません。

「山」認定直後に「拡大」へ

なんともうつむきがちな4連休でしたが、7月23日(木)に注目すべきニュースがありました。日本政府は現在の景気拡大がピークを打って下り坂に入ったことを正式に認めることとしたそうです。日本経済新聞が報じました。この種のニュースは株式相場の変化を循環的にとらえる上で極めて重要です。

記事によれば、今回の「景気の山」は2018年10月と認定されるそうです。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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7月29日(水)☆[概況/大引け]

日経平均4日続落。キヤノンとファナック、日産が決算で売られ、中外製薬はロシュの影響で急落

大引けの日経平均は22,397.11円の260.27円安、TOPIXは1,549.04ポイントの20.08ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は309、値下がり銘柄数は1,810。出来高は11億8,639万株、売買代金は2兆1,053億円。
日経平均は4日続落。キヤノンは新型コロナウイルスの影響で複合機の需要が想定以上に厳しく4~6月期が営業赤字となり、中間配当減配も失望され大幅安となった。

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