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コラム2020年7月30日

【本日のマーケット】7月30日(木)

7月30日(木)のマーケット                                                                   

前日のNY市場でNYダウは反発。注目されたFOMCでは金利据え置きとなり、「あらゆる手段を行使」すると表明したことが好感された格好。ナスダック指数も反発し、半導体メーカーのAMDや電子署名関連のドキュサインが買われました。本日の東京市場は、NY市場の上昇を受けて反発でスタートしたものの上値は重く、決算発表シーズンを迎えていることから様子見姿勢が強まりました。前場はプラス圏を維持していたものの、後場からは東京都の新規感染者数が370人近くとなり、過去最多となる見通しと報じられ、飲食店に営業時間の短縮を要請することが伝わりマイナス圏に沈みました。大引けの日経平均は57円安の2万2339円と小幅ながら5日続落。

新興市場でジャスダック平均は小幅に下落となり3日続落。ストライダーズが売られ、クレオは大幅減益が嫌気されました。対して、テラが反発。ストリームメディアはストップ高。また、イーブック連想から同業のパピレスが物色されました。マザーズ指数は5日ぶりに反発。PSSやブライトパス・バイオが大幅高。エムスリーに刺激を受け医師向け情報サイトのメドピアも買われました。カフェ、レストランのバルニバービや、貸し会議室のTKPは下落。

チャート上では、25日移動平均線(2万2519円)に頭を抑えられる展開。買い材料に乏しい状況で、夏枯れ相場の様相を呈しています。

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次の焦点 商社株に収益回復期待
日本証券新聞7月31日(金)紙面1面TOP記事掲載

1Q決算を好感 エムスリーが一時9%高

30日の東京株式市場で話題を集めたのがエムスリー(2413)の活況だ。売買代金ランキングは東京エレクトロン(8035)に次ぐ第9位に躍進。メディカルプラットフォーム事業を主力とする同社が29日引け後に発表した今3月期第1四半期(4~6月)連結決算は売上高が354.78億円(前年同期比15.3%増)、営業利益112.53億円(同26.4%増)、当期利益64.67億円(同31.7%増)と大幅増収増益を達成したため、サプライズの買いが流入し、株価は一時、約9%高の5,580円まで跳ね上げた。1Q決算は中身次第で株価の大きな起爆剤になることがあらためて浮き彫りになった。こうなると、後続の銘柄探しが今後、熱を帯びていくだろう。

エムスリーはこの日、権利落ち修正済みベースでは上場来初の5,500円台に駆け上がった。これで、3月安値2,319円からの上昇率は2.4倍。今回の1Q決算で連結営業利益は市場予想の95億円を18億円上回った。

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今日の市況概況
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7月30日(木)☆[概況/大引け]

小幅安。外食産業が売られ、大東建託は大幅減益減配予想で急落。ソフトバンクGとエムスリー、イーブックは高い

大引けの日経平均は22,339.23円の57.88円安、TOPIXは1,539.47ポイントの9.57ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は769、値下がり銘柄数は1,321。出来高は13億42万株、売買代金は2兆2,659億円。
米国株反発を受けて日経平均は朝方反発して始まったが、決算発表の最中であり、手控えムードで萎んだ。
そして、後場は新型コロナウイルスの感染者数が警戒され、小幅安に転じた。

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