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コラム2020年8月5日

【本日のマーケット】8月5日(水)

8月5日(水)のマーケット                                                                   

前日の米国市場でNYダウは3日続伸。トランプ政権が共和党と協議を行い、民主党との交渉で政権側が新たな経済対策の提案を行うことを明らかにした。共和党のマコネル上院院内総務は政府の経済対策案の一部に問題があっても支持する用意があると語ったため、合意に向け前進すると期待された。
ナスダックは5日続伸。本日の東京市場は前日までの大幅上昇の反動から利食い売り、戻り待ちの売りが先行の展開。個別で第1Q決算がポジティブと受け止められた銘柄には物色の矛先が向かいました。3日ぶりの反落で、大引けの日経平均は58円安の2万2514円。

新興市場は続伸。ジャスダック平均は3日続伸。出前館が買われ、イメージワンはPCR検査試薬と抗体検査キットを取り扱うことを好感しストップ高。対して、プロルート丸光やアクモスは下落。マザーズ指数も3日続伸。ベガコーポが3日連続の大幅高。ロコンドとマネーフォワードも大幅上昇。また、キャンバスは新型コロナウイルス感染症治療薬の開発に助成金が出たことを材料視しストップ高。一方でPSSは続落。ミンカブも下落。

チャート上では、実体線の短いローソク足となり気迷い商状。引値ではかろうじて25日動平均線(2万2507円)を上回って2万2500円台をキープ。

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鈴木一之 マーケットレポート
日本証券新聞8月6日(木)紙面1面記事掲載

佳境迎える決算 “3つの変化”浮き彫りに

鈴木一之です。日本でも決算発表が佳境を迎えています。現在進行中のコロナ危機下にあって、上場企業を取り巻く経営環境は誰も経験したことのない不透明な状況にあり、そこで明らかにされる決算数字には驚かされることばかりです。

まだ半分以上の企業が未発表の段階ですが、ここまでの結果を受けて明らかに変化していると感じられる点は次の3つです。(1)「新しい日常」を受け入れる上で国民が直面している身の回りの変化、生活密着型企業の収益急増(急減)、(2)デジタル技術の深化を享受するテクノロジー企業の収益増、(3)景気反転を示すシクリカル株の収益減と株価急騰、この3つです。以下に順を追って見てゆきます。

「新しい日常」適応

(1)の「新しい日常」への適応では、アルビス(7475)ドウシシャ(7483)ベルーナ(9997)の急激な収益拡大が象徴的です。

アルビスは北陸地盤の食品スーパーです。第1四半期(1Q)の売上高はプラス14%も増加しており、通期の営業利益の見通しも12億円から19億円に早々と増額修正しました。これは前年比で7割増です。筆頭株主は三菱商事で、2月決算企業の中でも高収益の代表格となったライフコーポレーション(8194)とこの部分で重なります。

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今日の市況概況
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8月5日(水)☆[概況/大引け]

小反落。ソフトバンクGとソニーは下落。任天堂と住友鉱山は買われ、ヤマシンフィルタはマスク事業への参入効果で上方修正しストップ高

大引けの日経平均は22,514.85円の58.81円安、TOPIXは1,554.71ポイントの0.55ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は981、値下がり銘柄数は1,090。出来高は12億480万株、売買代金は2兆1,780億円。
日経平均は利食い売りで反落したが、日銀によるETF買い観測で下げ幅を縮めた。

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