9月28日（月）のマーケット                                                                   

先週末の米国市場は続伸。アップルやマイクロソフトに値ごろ感からの買いが入り、投資家心理が改善。NYダウは前日比358ドル高(1.34％高)の2万7,173ドル。ナスダックでは、テスラやズームビデオやフィットネス関連のペロトン・インタラクティブが反発基調を強め、半導体設計の英アームを買収する画像処理半導体のエヌビディアはアナリストの目標株価引き上げを受け上昇。スダック総合指数は前日比241ポイント高(2.26％高)の1万913ポイント。本日の東京市場は、NY市場の続伸を受けて続伸スタート。9月権利付き最終日の需要もあり、堅調地合いでの推移。また、日経500指数が2430円の高値引けとなり、バブル期の1989年の史上最高値を31年ぶりに更新。14時過ぎから徐々に上げ幅を拡大し、大引けの日経平均は307円高の2万3511円。売買代金は2兆7082億円。

新興市場はまちまちの展開。ジャスダック平均は小幅続伸。直近IPOのまぐまぐが買われ、エムケイシステムが上昇。対して、ブロードバンドタワー、エブレンが下落。マザーズ指数は反落。ITbookは信用取引規制が実施されて大幅安。AIinsideやAimingが下落。一方、ブランディングはストップ高。カオナビは　「新時代の人材マネジメント」のオンラインカンファレンスを開催するとの発表で急騰。

本日はrakumo(4060)がマザーズに新規上場。カイ気配を切り上げ、結局、売買は成立せず初値形成は明日以降に持ち越しとなった。。企業向けグループウェア製品「rakumo」の開発・販売などを展開している。

チャート上ではギャップアップから一気に5日移動平均線（2万3302円）を上抜け。9月14日以来、大引けでの2万3500円台となった。

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【「日経500」 31年ぶり最高値更新】
日本証券新聞9月29日（火）紙面1面TOP記事掲載

日本株、新時代の鼓動　バブル色なし

日経500種平均株価(通称、日経500。以下も同)が28日、引けにかけ一段高となり2,430.70円(高値引け)と、1989年の大納会に付けた史上最高値2,406.47円を31年ぶりに更新した。

日経500は、その名称通り総計500の上場銘柄を対象に算出した株価指数。古くから株式市場では知名度抜群の日経平均株価(正式名称、日経平均225種平均)とは違う。売買高、売買代金、時価総額という3つの角度からランキングしたものを集計し、それをベースに構成銘柄を年に一度、定期的に見直しているのが日経500。

225銘柄を対象にしている日経平均の指数採用銘柄には含まれていない任天堂(7974)、キーエンス(6861)、日本電産(6594)、ダイフク(6383)、SMC(6273)、ニトリホールディングス(9843)など、指折りの勝ち組銘柄の値動きが、日経500にはリアルに反映されている。