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コラム2020年11月19日

【本日のマーケット】11月19日(木)

11月19日(木)のマーケット                                                                   

前日の米国市場は続落。ファイザーが新型コロナウイルスワクチンについて95%の予防効果を確認したと発表したことを受けて、NYダウは序盤に反発したが、NY市が公立学校の閉鎖を発表したため、後半は下落に転じた。NYダウは前日比344ドル安(1.16%安)の2万9,438ドル。ナスダック総合指数は前日比97ポイント安(0.82%安)の1万1,801ポイント。本日の東京市場は、米国市場の続落を受けて、続落スタート。東京都の新たな新型コロナウイルス感染者数が500人を超えると報じられ、後場の日経平均は25,500円を挟んでの推移。東京都では飲食店への時短要請を見送るとしたことで、下げ幅を縮め、TOPIXは小幅高となる等底堅さを見せた。大引けの日経平均は93円安の2万5,634円。売買代金は2兆8,636億円。TOPIXは5ポイント高の1,726ポイント。

新興市場はまちまちの展開。ジャスダック平均は小幅に3日続落。イナリサーチや不二ラテックスが下落。一方、No1は意欲的な中期経営計画を発表したことで急騰。出前館が大幅高。fonfunは上方修正でストップ高。マザーズ指数は続伸。テックポイントはCMOSイメージセンサーに注目した立花証券が「強気」に引き上げ大幅高。T&Sとギフティも買われた。対して、BASEは大株主のサイバーが半数を売却するとの発表を受け下落。AIinsideは急反落。

チャート上では5日移動平均線(2万5733円)を割り込み、下ヒゲのながい十字線。TOPIXがプラスになる等底堅さも見られる。

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大和証券 チーフグローバルストラテジスト 壁谷洋和のグローバル・ウォッチ 第50回
日本証券新聞11月20日(金)紙面1面記事掲載

出遅れを取り戻す日本株 21年増益率で日米逆転も

11月に入ってからの日本株市場では良好な相場展開が続いている。11月18日までの12営業日で日経平均株価が下落したのはわずか2日のみで、株価上昇に勢いが増している。10月末時点で2万3,000円を割り込んでいた日経平均株価は、11月11日に29年ぶりとなる2万5,000円台を回復したあと、17日には2万6,000円台まで上昇した。この間の上げ幅は3,000円以上に達した計算となる。米大統領選の早期決着で市場を覆う不透明感が後退したことや、ワクチン開発の進展が伝わって景気回復への期待が強まったことなどが背景にあるとみられる。

米大統領選にも一区切りがつき、あらためてトランプ政権下での4年間の相場を振り返ると、日米間の株価格差が大きく広がったことが確認できる。2016年末から足元までに、S&P500指数が6割ほど上昇したのに対して、TOPIXは1割強の上昇にとどまる(日経平均では約35%の上昇)。とりわけ、両者の乖離(かいり)が目立ったのが19年で、米国株が水準を切り上げていく中で、日本株の上昇は限られ、日本株は米国株に大きく水をあけられた。

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今日の市況概況
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11月19日(木)☆[概況/大引け]

東京都が飲食店への時短要請見送りで日経平均は下げ幅を縮め、TOPIXは小幅高に。ソフトバンクとNTT、第一三共や伊藤忠がTOPIXに寄与

大引けの日経平均は25,634.34円の93.80円安、TOPIXは1,726.41ポイントの5.76ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は827、値下がり銘柄数は1,238。出来高は13億6,824万株、売買代金は2兆8,636億円。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、NY市の公立学校の閉鎖が発表されたことや、日本も感染拡大が加速していることが警戒され、日経平均は続落となった。

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