11月25日（水）のマーケット 
前日の米国市場はでNYダウが初の3万ドルの大台を突破。ワクチン開発の進展と政権移行開始が好感された。新型コロナウイルスワクチンの年内の接種開始で経済が正常化に向かい、エネルギー需要が高まるという見方でNY原油先物が上昇。NYダウは前日比454ドル高(1.54％高)の3万0,046ドル。ナスダックは過去最高値(9月2日の1万2,056ポイント)に肉薄。テスラやフェイスブックが上昇。ナスダック総合指数は前日比156ポイント高(1.31％高)の1万2,036ポイント。本日の東京市場は、NYダウ初の3万ドル乗せを受けて幅広く買われ、大幅上昇でのスタート。一時、540円高の2万6,706円まで上昇する場面も見られたが、昨日・本日と2日間で急騰したことから2万6,700円の水準では上値が抑えられた。大引けの日経平均は131円高の2万6,296円。売買代金は3兆1,507億円。TOPIXは５ポイント高の1,767ポイント。
新興市場は反落。ジャスダック平均は3日ぶりに小幅反落。ウエストHD、注射器関連のタカギセイコーが利食い売りで下落。一方、テラ、DMソリューションズ、HKSは上昇。マザーズ指数も反落。BASE、メルカリ、アンジェスが売られた。対して、JTOWER、AIinsideが買われた。アイリックは子会社のAI技術を用いた手書き文字認識サービスが国勢調査に採用されストップ高。
本日IPOのMITホールディングスは、公開価格690円に対して、1,587円カイ気配のまま取引を終了。同社はシステム開発を手掛け、公共、通信、金融などの分野に強みを持つ。資金吸収額4億円弱の軽量案件。（※【動画】IPO情報局で配信中）
チャート上では大きくギャップアップでのスタートとなるも、直近の急騰から上値を抑えられ長い上ヒゲを伴う陰線。移動平均線の乖離率から見ると、高値警戒感も。
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注目記事 Pick up
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【NYダウ 3万ドル達成 日経平均 一時540円高】
日本証券新聞11月26日（木）紙面1面TOP記事掲載
上げ幅 8カ月で1万円超 出遅れ株に買い気拡大
日経平均(日足)
25日、日経平均は一時、前日比540円高の2万6,706円まで上昇。前日のNYダウが終値で454.97ドル高の3万46ドルと、史上初の3万ドル台に乗せたため、それを好感する買いが一段と広がった。日経平均はコロナ・ショックによって3月19日、ザラバに1万6,358円安値を付けて底を叩いたが、そこからの上げ幅は11月25日の取引時間中高値まで8カ月間で1万348円に達した。上昇率は63%強と、驚異的な上昇相場を形成している。後場は急速に伸び悩んだが、今後、足場固めを経て、さらに上値を追う可能性がある。こうした動きをどうみるべきか、背景や需給、上値予測まで含め探ってみた。
月間上昇幅トップも視界に
朝方の問答無用の上げ相場に25日の日経平均は一時540.83円高。この時点で前月末比3,729.29円高となり、歴代の月間上げ幅2位だ。仮に来週30日終値が「2万7,187.73円」を超えれば、1990年10月の4,210.60円高を上回る歴代首位となる。
ビットコインが未踏の2万ドル接近、WTI原油先物は期近で8カ月半ぶり高値というグローバルリスク・オン状況下、米国市場同様、資源関連の上げっぷりが目立ったが、日経平均上昇寄与度トップといえば、やはりファーストリテイリング(9983)。一時は寄与度100円分に達する場面も(前日も67円分)。大和の目標株価上げも背景。ほかのSBG、ダイキン、東エレクなどの高寄与度も前日同様で、先物主導を連想される展開か。
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今日の市況概況
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11月25日（水）☆[概況/大引け]
後場は上げ幅を縮小。ソニーや日航、日産が高く、電気自動車の充電器関連が大幅高。一方、電鉄株は安い
大引けの日経平均は26,296.86円の131.27円高、TOPIXは1,767.67ポイントの5.27ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は771、値下がり銘柄数は1,318。出来高は15億4,946万株、売買代金は3兆1,507億円。
NYダウの3万ドル乗せを受け、日経平均は前場に26,706円(540円高)まで上昇したが、高値警戒感から後場は上げ幅を縮めた。
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