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コラム2021年4月8日

【本日のマーケット】4月8日(木)

4月8(木)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場はもみあい。ワクチン普及による経済再開期待に加えて金融緩和の長期化観測と、最高値圏にある利益確定の売りとの綱引きとなった。3月16日~17日に開催されたFOMCの議事要旨によると、最大雇用という目標にはほど遠い」という意見もあったため、早期の緩和縮小観測が後退した。NYダウは16ドル高(0.05%高)の33,446ドル。ナスダックは小幅続落。ナスダック総合指数は前日比9ポイント安(0.07%安)の13,688ポイント。S&P500指数は前日比6ポイント高(0.15%高)の4,079。

本日の東京市場は、手掛かり材料難から反落でのスタート。政府が東京都に蔓延防止措置を適用する公算で、経済活動が成約されることや、国立感染症研究所が東京の新規感染者における変異ウイルスの割合が5月上旬に7割を超える可能性があるとの予測で、前場には214円安の2万9516円まで下げ幅を拡大する場面も見られた。引けにかけて買戻しが入り、下げ幅を縮小し一時はプラス圏に浮上した。大引けの日経平均は21円安の2万9708円。売買代金は2兆5445億円。TOPIXは15ポイント安の1,951ポイント。

新興市場は反落。ジャスダック平均は小幅反落。EAJと放電精密加工が反落。幼児活動研究会は3日続落。一方で直近IPO銘柄のファブリカと、シキノハイテックは上昇。セリアは野村証券の格上げを受け上伸。マザーズ指数も小反落。PSS、INCLUSIVE、CYBERDYNEが反落。対して、KaizenPFが急伸。直近IPO銘柄のココナラも上昇。

本日JASDAQにIPOとなったアイスコは公開価格2,000円に対して45%高い2,900円で初値形成。同社はアイスクリームや冷凍食品の卸売業を行うフローズン事業と、食品スーパーを運営するスーパーマーケット事業を手掛けている。

チャート上では、陽線となったものの、実体線が短く下ヒゲの長いローソク足。5日移動平均線(2万9815円)は下回ったが、直下に位置する一目均衡表の転換線(2万9687円)はかろうじてキープ。踏ん張りどころの形状となった。

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3月期決算発表「対処法」を探る
日本証券新聞4月9日(金)紙面1面TOP記事掲載

今年は“短期決戦型”(5月7~14日で全体の8割強)

8日の日経平均は小反落。引け後にファーストリテ(中間期)、翌9日には安川電と注目決算発表を控えることも様子見ムードを誘った格好か。そして、2月期決算発表一巡後には“本丸”3月期が本格化してくる。

日本取引所グループサイトでは既に3月期決算発表スケジュールを開示している。日付別に社数をまとめたのが表①だ。6、9、12月期決算企業の四半期発表も含めたものだが、全体の8割強が5月7~14日の6営業日に集中。特に13、14両日でほぼ半分(49.8%)を占める。5連休を挟むとはいえ、異例の日程であり、発表“超ラッシュ”に向けては今から(心の)準備が必要となりそうだ。

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今日の市況概況
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4月8日(木)☆[概況/大引け]

決算発表を控えたファーストリテイリングに先回り買いが入り、日経平均は大引けにかけて戻したが、TOPIXは低空飛行のまま

大引けの日経平均は29,708.98円の21.81円安、TOPIXは1,951.86ポイントの15.57ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は285、値下がり銘柄数は1,883。出来高は11億3,446万株、売買代金は2兆5,445億円。
東京都に蔓延防止措置の観測が出たため、前場の日経平均は一時214円安の2万9,516円となったが、売り一巡後に下げ幅を縮めた。

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