4月12日（月）のマーケット                                                                   

前週末の米国株式市場で主要3指数は上昇し、NYダウは3日続伸となり、4日ぶりに最高値を更新。新型コロナウイルスワクチンを約2割が接種を終えたことや、ファイザー社が新型コロナウイルスワクチンの接種対象をこれまでの16歳以上から、12歳から15歳の子どもにも接種できるようFDA(食品医薬品局)に申請したことが好感された。NYダウは297ドル高（0.89%高）の33,800ドル。ナスダックは続伸。アマゾンはアラバマ州物流拠点で、労働組合結成が従業員投票により否決されたことで買われた。ナスダック総合指数は前日比70ポイント高(0.51％高)の13,900ポイント。S＆P500指数は前日比31ポイント高(0.77％高)の4,128。

週明けの東京市場は、前週末の米国市場の上昇を受け続伸でのスタート。しかしながら、安川電機の決算が市場の期待に届かず下落となると、全体相場にも様子見姿勢が強まり、次第に下げ幅を広げた。また、海外投資家は日本の感染者急増を受け様子見状態が続き、特に先物売りが下落要因となり、上値が重く下落しやすいとの解説も聞かれた。指数は大きくマイナスとなるも、TOPIXがプラス圏に浮上する時間帯もあり、6割近い銘柄が上昇。大引けの日経平均は229円安の2万9538円。売買代金は2兆635億円。TOPIXは4ポイント安の1,954ポイント。

新興市場も反落。ジャスダック平均は小幅反落。サン電子が急反落。イメージワンも下落。一方で、ゴルフ関連の遠藤製作所とグラファイトデザインが急伸。マザーズ指数も反落。ウェルスナビやBASE、AIinsideが下落。対して、松山選手のマスターズ制覇でバリューゴルフが急騰。

チャート上では、陰の丸坊主となり安値引け。5日移動平均線（2万9688円）を下回り、上値の重さを感じさせる足となった。

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【祝!松山選手マスターズ優勝(日本人初)　グラファイト一時S高、ゴルフ関連に動意相次ぐ】
日本証券新聞4月13日（火）紙面1面TOP記事掲載

「3密回避」も需要後押し