4月14日（水）のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは続落。ジョンソン＆ジョンソンは、新型コロナウイルスワクチンを接種した6人が血小板の減少を伴う脳血栓を発症したため、疾病対策センターと食品医薬品局が接種を中断する勧告したことで売られた。ワクチン普及による経済正常化期待が後退し、NYダウは68ドル安（0.20%安）の33,677ドル。ナスダックは反発。テスラはエネルギー生成・貯蔵部門の成長を予想したカナコード・ジェニュイティが投資判断を引き上げたことで買われ、ノボキュアは非小細胞性肺がんの腫瘍治療の臨床試験データを発表したことで急騰。ナスダック総合指数は前日比146ポイント高(1.05％高)の13,996ポイント。長期金利が低下しハイテク株が買われた影響で、S＆P500は反発となり最高値を更新。S＆P500指数は前日比13ポイント高(0.33％高)の4,141。

本日の東京市場は、反落でのスタート。ジョンソン＆ジョンソンの新型コロナウイルスワクチンの接種中断勧告があったが、米国で使用されているのは、ファイザーと独ビオンテックが開発したものとモデルナ製が多く、ジョンソン＆ジェンソンのワクチン接種を受けた人は接種全体の約3％と比率はまだ低い。しかしながら、副反応を警戒し、ワクチン接種を控える人が増えるという懸念が広まった。大引けの日経平均は130円安の2万9620円。売買代金は2兆2534億円。TOPIXは6ポイント安の1,952ポイント。

新興市場は堅調展開。ジャスダック平均は小動き。福島第一原発処理水関連のイメージワンは大幅続伸。川崎地質はストップ高。一方で、シキノハイテックは信用取引規制で反落。マザーズ指数は続伸。オキサイドは決算説明会を受けて大幅続伸。マネーフォワードも決算で買われた。BASEも上昇。対してベビーカレンダーとバリューゴルフは反落。

チャート上では、レンジが狭い動きとなり、再び5日移動平均線（2万9677円）を割り込んだ。

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