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コラム2021年5月17日

【本日のマーケット】5月17日(月)

5月17(月)のマーケット                                                                   

前週末の米国株式市場でNYダウは大幅続伸。長期金利が前日比0.03%低下の1.63%となり、米国株は上昇。疾病対策センターが、新型コロナウイルスワクチンの接種を完了し、2週間経過した人はマスクを着用しなくても良いとの指針を示したことで、経済活動が活発化すると期待された。NYダウは360ドル(1.06%)高の34,382ドル。ナスダックも続伸。テスラやフェイスブック、エヌビディアが高く、燃料電池メーカーのプラグパワーが買われた。ナスダック総合指数は前日比304ポイント(2.32%)高の13,429ポイント。S&P500指数は前日比61ポイント(1.49%)高の4,173。

週明けの東京市場は、前週末のNY市場の大幅上昇を受けて続伸でのスタート。寄り直後に228円高の2万8,312円を付けるも、その後は売り物が増え反落の展開に。米国のインフレ警戒感から、値がさハイテク株を中心に売りが目立ち、後場寄り後には450円超下落する場面も見られた。1日を通じての高安の値幅が680円と、ボラタイルな状況が継続。その後安値からは買い戻され、大引けの日経平均は259円安の2万7,824円。売買代金は2兆4,591億円。TOPIXは4ポイント安の1,878ポイント。

新興市場も反落。JASDAQでは、ハーモニックドライブは今期大幅増益予想だが、アナリスト予想に届かないことで年初来安値を更新。シンバイオ製薬は反落。一方で、NITTOKUは今期の業績改善予想で続伸。マザーズ指数は3.8%を超える大幅反落。JTOWERが今期減益予想で大幅安。ウェルスナビは第1四半期が営業赤字で売られた。BASE、ミンカブも安い。対して、QDレーザは7日ぶりに反発。スマホ参入のバルミューダは続伸。

チャート上では、高寄り後に大陰線を引き、5日移動平均線(2万8,022円)を再び割り込み、上値の重さが感じられる。大引けでは14日の安値を割り込まずに底割れ回避となったが予断を許さない状況。先ずは、早晩に5日移動平均線回復が望まれる。

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シーズン終了 どう読む「今3月期」
日本証券新聞5月18日(火)紙面1面TOP記事掲載

モメンタム鈍化が嫌気されるも中長期では拾い場に

14日の米国株高を受けた上昇局面も寄り付き直後の日経平均228.31円高まで。あっさり失速し、後場には一時451.69円安まで売られるあたり昨今の買い手不在状況を象徴する展開と言えようか。前週を通じてラッシュ状態の続いた3月期決算が一巡したことも手掛かり材料難につながっている。ここでどのように対処したらいいのか。

期末から45日以内の開示を求める“45日ルール”(保険、銀行は例外)にのっとって、3月期決算企業の大半は前週末で決算発表を終了。東証サイトで見る限り、18日以降の発表は30数社を残すのみとなった。

目先筋による発表直後の短期売買を経て、長期スタンスの投資家の売買が本格化してくるのは、これからとなろう。今回の決算全体を通じた発表内容はどう評価されるのか。ちばぎんアセットマネジメントの奥村義弘シニアアナリストによると、「第4四半期は非常に好調だった。コロナ禍で構造改革が進む一方で、販売数量の増加も目立っている」という。

とはいえ、足元の市場動向を見る限り、好感買いといったムードとはほど遠い。この辺はどう受け止めるべきか。

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今日の市況概況
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5月17日(月)☆[概況/大引け]

日経平均は買い一巡後下落に。決算発表ほぼ一巡に伴い、再び米国物価動向を警戒

大引けの日経平均は259円安の2万7,824円、TOPIXは4ポイント安の1,878ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は908、値下がり銘柄数は1,211。出来高は11億6,498万株、売買代金は2兆4,591億円。
先週末の米国株式市場が続伸となったが、週明けの東京株式市場は寄り付きこそ買われたが、買い一巡後、下落に転じた。

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