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コラム2021年6月14日

【本日のマーケット】6月14日(月)

6月14(月)のマーケット                                                                   

前週末の米国株式市場で主要3指数は上昇。NYダウは中盤に反落したが、取引終了間際に買われ小幅続伸。キャタピラーが下落し、ジョンソン&ジョンソンは、製造委託先の工場で他の成分の混合ミスがあった数百万回分の新型コロナウイルスワクチンの廃棄を食品医薬品局(FDA)が求めたことで売られた。NYダウは13ドル(0.04%)高の34,479ドル。ナスダックは続伸。エヌビディアは自動運転向け地図作製のディープマップを買収すると発表したことで上昇。ナスダック総合指数は前日比49ポイント(0.35%)高の14,069ポイント。S&P500指数は前日比8ポイント(0.19%)高の4,247。

週明けの東京市場は反発となり、2万9,000円台でのスタート。寄付き直後が高値となったが、下値も底堅く、2万9,000円を割ることなく推移。上値の重さを感じさせるが、今まで頭を抑えてきた75日移動平均線を上回った。ワクチン接種の加速で経済再開への期待感が伺え、G’7サミットでの東京五輪開催への支持が好感された。大引けの日経平均は213円高の2万9,161円。売買代金は1兆9,646億円。TOPIXは5ポイント高の1,959ポイント。

新興市場も共に上昇。JASDAQは反発。メイコーは東証1部指定が決まり急騰。フォーサイドやフェローテックが上昇。一方で、グロームHDが急落。アビリッツやMICS化学は反落。マザーズ指数は6日続伸。MacbeePlanetは好決算でストップ高。「塾ナビ」を運営するイトクロは上期好決算急騰。ステラファーマが買われた。対してアクシージア続落。JIG-SAWは利食い売りに押された。

チャート上では、ギャップアップとなり上値抵抗となっていた75日移動平均線(2万9,120円)を上回った。ここをキープ出来ると上値の期待も。

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注目記事 Pick up
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政策保有株減少トップは電通
日本証券新聞6月15日(火)紙面1面TOP記事掲載

CGコード、総会、東芝騒動で“ガバナンスの季節”

「ガバナンス」への関心が高まりやすいタイミングを迎えている。“東芝騒動”の余波だけではない。前週末11日にはコーポレートガバナンス・コードが改訂・施行され、今週からは主要企業の株主総会もスタートする。16日にトヨタ自動車と日本取引所グループ(JPX)。17日は東京エレクトロンにリクルートHDといった具合だ。

ガバナンスの焦点は少なくないが、株式需給に直接的な影響が及ぶという点で注目されやすいのは政策保有株の動向か。今月の総会でも、浅沼組、有沢製、極東貿などに政策保有株売却を求める株主提案が寄せられている。政策保有株を巡る昨今の動きを追うと、3月16日に「日本生命が地銀株の約3割を2021年度中に売却する方針を固めた。売却額は1,000億円規模になる見通し」などと報じられ、5月13日には、三井住友トラストHDが政策保有株をすべて売却すると発表。

一方で、「プライム市場」上場基準をにらんだトヨタ紡織がトヨタに自社株式の売却を要請し、企業統治強化を掲げる京阪神ビルディングは投資有価証券売却で約50億円の売却益を計上するなど上場企業側からの発表も目立ってきた。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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6月14日(月)☆[概況/大引け]

G7サミットの東京五輪開催支持を好感。レーザーテックや海運が買われ、神戸物産は上方修正で大幅高。任天堂や野村不動産は安い

大引けの日経平均は213円高の2万9,161円、TOPIXは5ポイント高の1,959ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,109、値下がり銘柄数は972。出来高は8億5,423万株、売買代金は1兆9,646億円。
ワクチン接種の拡大に加え、G7サミットで東京五輪開催が支持されたことが好感され、日経平均は上昇した。

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