TOP  NSJアップデート  コラム  【本日のマーケット】6月21日(月)
コラム2021年6月21日

【本日のマーケット】6月21日(月)

6月21(月)のマーケット                                                                   

前週末の米国株式市場で主要3指数は大幅下落。NYダウは5日続落。FRB内では利上げに慎重な「ハト派」の代表格と見られていたセントルイス連銀のブラード総裁が、利上げを「2022年終盤に開始すべき」と主張したことがサプライズとなった。FOMCメンバーによる金利見通しでは過半数が2023年に利上げ開始を予想していたが、それよりも早まると警戒された。NYダウは533ドル(1.58%)安の33,290ドル。ナスダックは反落。半導体関連のマイクロンテクノロジーやアプライドマテリアルズ、ラムリサーチが売られた。ナスダック総合指数は前日比130ポイント(0.92%)安の14,030ポイント。S&P500指数は前日比55ポイント(1.31%)安の4,166。

週明けの東京市場は、NYダウの大幅続落を受けて大きくギャップダウンでのスタート。全面安の展開となり、取引時間中としては5月18日以来の2万8,000円割れとなり、一時は1,168円安の2万7,795円まで下落。市場の急落を受けて、動向が注目された日銀のETF買いが4月21日以来2ヵ月ぶりに入り、引けはかろうじて2万8,000円台乗せとなった。大引けの日経平均は213円高の2万9,161円。売買代金は1兆9,646億円。TOPIXは5ポイント高の1,959ポイント。

新興市場も続落。JASDAQではシンバイオ製薬が売られ、五洋インテックスは東証から監理銘柄(審査中)と発表されたことで急落。サンオータスは今期3割営業減益予想で下落。一方で、シキノハイテックとMipoXは高い。マザーズ指数は4日続落。ウェルスナビやメルカリが売られ、直近IPO銘柄のワンダープラネットが大幅安。対して、バルニバービはいちよし経済研がレーティングを引き上げたことで買われた。GMOリサーチが上昇。

チャート上では、収れんしていた各移動平均線を下抜け下値模索の展開に。ボリンジャーバンドの-2σ(2万8,015円)近辺で下げ止まった格好。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

老後資金2,000万円問題”に続く新たな視点 急落「トラウマ」を乗り越えるには
日本証券新聞6月22日(火)紙面1面TOP記事掲載

岡三証券 高田創エグゼクティブエコノミストに聞く

再び急落に見舞われた21日の東京市場。投げるべきか、それとも買い下がるべきか…。投資家の姿勢が問われる局面でもある。バブル崩壊から30年余。長きにわたる暴落体験が“トラウマ”として刷り込まれた世代と、何度となく急落を乗り越えてきたアベノミクス世代などでは、異なった風景が見えているようだ。このほど、こうした世代間ギャップが一目で分かる「トラウママップ」を作成した岡三証券グローバル・リサーチ・センター理事長の高田創エグゼクティブエコノミスト(写真)に話を聞いた。

・・・続きは紙面・Digital版で!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

6月21日(月)☆[概況/大引け]

米2022年利上げ観測から急落したが終値では2万8,000円割れを回避。空運とエーザイが堅調で、次世代パワー半導体材料のノベルクリスタル関連が高い

大引けの日経平均は953円安の2万8,010円、TOPIXは47ポイント安の1,899ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は123、値下がり銘柄数は2,044。出来高は13億108万株、売買代金は2兆9,466億円。
セントルイス連銀のブラード総裁が、利上げを「2022年終盤に開始すべき」と発言したことを受けて、週明けの日経平均は急落し、一時1,168円安の2万7,795円となった。

詳しくはコチラ

関連記事