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コラム2021年6月29日

【本日のマーケット】6月29日(火)

6月29(火)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは反落。アジアや欧州、豪州など新型コロナウイルスのインド型(デルタ株)への警戒が強まっているため、行動制限の強化や延長による原油需要減退懸念でNY原油先物が売られ、シェブロンやエキソンモービルが下落。NYダウは150ドル(0.44%)安の34,283ドル。ナスダックは反発。フェイブックが買われ、エヌビディアや仮想通貨取引所のコインベースが高い。ナスダック総合指数は前日比140ポイント(0.98%)高の14,500ポイント。S&P500指数は前日比9ポイント(0.23%)高の4,290。

本日の東京市場は、続落でのスタート。月末に絡むポジション調整の売りで、日経平均は寄付き直後に312円安の2万8,735円まで売られたが、その後はやや下げ幅を縮めての推移。後場から下げ幅を拡げ、再び前場安値近辺まで下落。デルタ株(インド型)の感染拡大や、9カ月連続で下落となっている月末アノマリーが警戒された。大引けの日経平均は235円安の2万8,812円。売買代金は2兆3,398億円。TOPIXは16ポイント高の1,949ポイント。

新興市場は小反落。JASDAQは3日ぶりに反落。GMOFHDやニッポン高度紙が下落。一方で、3Dマトリックスは米国で止血剤の承認を取得しストップ高。ヒーハイストは位置決め装置の増産報道で買われた。マザーズ指数は6日ぶりに反落。メルカリとオキサイドが反落。Pアンチエイジが続落。対して、SMS配信代行のアクリートは携帯3社が企業SMSの番号共通化で急騰。AICROSSは戦略人事AIアナリティクスを発表したことで買われた。

本日のIPOは3社がマザーズに上場。BlueMeme(4069)は公開価格2,820円に対してわずかに1%高い2,850円で初値。ローコードとアジャイルを活用したシステム受託開発・コンサルティングなどのサービス提供が柱。オムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)は公開価格960円に対して57%高い1,510円で初値形成。シンガポールのプラスチックメーカー。外国株受託受益証券(JDR)での上場となる。Waqoo(4937)は公開価格1,920円に対して23%高い2,362円で初値。化粧品などオリジナルブランドを自社EC(電子商取引)サイトなどを通じて消費者に直接販売するD2C事業を手掛けている。

チャート上ではギャップダウンでの陰線。一目均衡表の雲の中に沈み、5日・25日の各移動平均線も下抜けた。昨年9月以降、先月まで9カ月連続で下落となっている月末安のアノマリーが意識されるところ。

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日本証券新聞6月30日(水)紙面1面TOP記事掲載

ダイフクは“3つのスクリーニング”すべて合致

NASDAQやS&P500が最高値に買われる米国市場とは裏腹に、「2万9,000円のカベ」に押し返された格好の日経平均。7月23日開幕の東京五輪なども控えて、足元のコロナ感染状況があらためて意識されている様子だが、7月に入れば関心が高まるのはもう1つ、3月期決算企業の第1四半期決算発表だ。

4月の本決算発表では“一番乗り”を逃したが、早期発表常連のあみやき亭や、またアドヴァン、ホギメディカルなどが7月上旬にも発表。時価総額上位の主要企業は7月最終週(26~30日)が発表ピークとなりそう。

「まだ先の話」と思われがちだが、好決算期待銘柄が買われやすいのもこの時期の特徴だ。

例えば、日本電産。29日付本紙で「7月高習性」を紹介したが、それもそのはず、昨年まで4年連続で、第1四半期決算発表時に通期収益見通しを増額修正している。

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今日の市況概況
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6月29日(火)☆[概況/大引け]

各国のデルタ株拡大や国内の1日当たりワクチン接種回数ピーク接近を警戒。日航や日本製鉄、INPEXが下落。しまむらやNEC、LITALICOは高い

大引けの日経平均は235円安の2万8,812円、TOPIXは16ポイント安の1,949ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は422、値下がり銘柄数は1,692。出来高は10億3,464万株、売買代金は2兆3,398億円。
各国で新型コロナウイルスのデルタ株(インド型)が拡大していることや、日本の1日当たりのワクチン接種回数がピークとなりそうなことが警戒され、日経平均は下落した。

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