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コラム2021年7月1日

【本日のマーケット】7月1日(木)

7月1(木)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは続伸。ADPによる6月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数が69万2千人増と、市場予想の60万人増を上回ったため、消費関連のウォルマートが買われた。NYダウは210ドル(0.61%)高の34,502ドル。ナスダックは反落。フェイスブックが売られ、インテルは年内に出荷を計画していたサーバー向けプロセッサーの次世代製品の生産開始が2022年第1四半期になると発表したため、値下がり。これを受けて、ライバルのAMDは買われた。ナスダック総合指数は前日比24ポイント(0.17%)安の14,503ポイント。S&P500指数は前日比5ポイント(0.13%)高の4,297。

本日の東京市場は、昨日同様に反発スタート。しかしながら寄付きを高値として、すぐにマイナス圏へと沈んでの推移。寄り前に発表された日銀短観で大企業製造業の業況判断が先行き1ポイント低下する見通しや、政府が4都県のまん延防止延長検討と報じられたことを受けて手控えムードが広がった。週末には米雇用統計の発表も控えていることから、積極的な売買は見送られ薄商いで4日続落。大引けの日経平均は84円安の2万8,707円。売買代金は1兆9,862億円。TOPIXは4ポイント安の1,939ポイント。

新興市場は共に反落。JASDAQではシンバイオ製薬とフェローテックが売られ、ラクオリア創薬は業績下方修正で大幅安。一方で、INESTは光通信と資本業務提携を結び急伸。破骨細胞制御成分の論文で買われているアイビー化粧品はストップ高。マザーズではジモティーやピースリー、識学が下落。対して、アマナはコクヨと資本業務提携でストップ高。ツクルバは第3者割当増資の調達資金で成長投資を行うことが注目され急騰。

チャート上では6月25日以降、5日連続で陰線を引き、上値も切り下がっており弱い基調が継続。商いも2兆円割れで閑散ムード。

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コスモス薬、上場来の7月相場「14勝2敗」(16年平均10.4%高)
日本証券新聞7月2日(金)紙面1面TOP記事掲載

年後半相場の見方と狙い目は!?

暦年ベースの年後半相場入り。7月初日といえば、2018年が「492.58円安」、19年が「454.05円高」、昨年も「166.41円安」と荒っぽい展開も目立つが、今年は比較的穏健なスタートとなった。

]ちなみに、1~6月の日経平均は、年初上昇分の“貯金”が効いて4.9%高での着地となった。東エレクが350円強の上昇寄与。以下、アドテスト、エーザイ、リクルート、富士フイルムの計5銘柄で900円弱日経平均を押し上げ、この間の上昇分(1,347.36円)の約3分の2を賄った格好。半導体関連人気の効果もうかがわれる。逆に、下落寄与上位は、ファーストリテ、エムスリーのグロース系2銘柄で約450円。以下中外薬、第一三共と続き、薬品・バイオは2極化が進んだとも言えそうだ。

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今日の市況概況
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7月1日(木)☆[概況/大引け]

米国経済指標の発表を控え、様子見姿勢となったが、大引けで若干下げ幅を縮めた

大引けの日経平均は84円安の2万8,707円、TOPIXは4ポイント安の1,939ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は769、値下がり銘柄数は1,297。出来高は8億3,323万株、売買代金は1兆9,862億円。
日銀短観で大企業・製造業の業況判断が先行き小幅低下見通しとなったことや、米国でISM製造業景況指数や2日に雇用統計の発表を控えているため、東証は様子見姿勢となり、日経平均は4日続落となったが、大引けで若干下げ幅を縮めた。

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