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コラム2021年7月15日

【本日のマーケット】7月15日(木)

7月15(木)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは小反発。パウエルFRB議長が下院金融サービス委員会の公聴会で、物価の高進は一過性という認識を示したため、長期金利は0.08%低下し、1.34%となった。銀行株のウェルズファーゴが買われ、クレジットカードのビザとマスターカードが高い。一方、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)が協調減産で合意したと伝わり、NY原油先物が反落したため、石油株のエクソン・モービルとシェブロンは売られた。NYダウは44ドル(0.13%)高の34,933ドル。ナスダックは小幅続落。テスラとエヌビディアが続落。アップルはiPhoneの新商品発売へ向け、初回生産台数を過去最高の9,000万台に引き上げる準備を進めていると報じられたことで買われた。ナスダック総合指数は前日比32ポイント(0.22%)安の14,644ポイント。S&P500指数は前日比5ポイント(0.12%)高の4,374。

本日の東京市場は、買い材料不足から続落でのスタート。寄付きから軟調で、じり安の展開。東京都の新規感染者数が14日に約2カ月ぶりに1,000人を超え、第4波のピークを上回ったことも警戒された。大引けの日経平均は329円安の2万8,279円。売買代金は2兆1,142億円。TOPIXは23ポイント安の1,939ポイント。

新興市場も軟調展開。JASDAQは続落。ウエストHDが続落となり、カルナバイオは新株予約権を発表し急落した。一方で、ウッドフレンズは2日連続ストップ高。シンワワイズとシキノハイテックが上昇。。マザーズ指数は反落。ステムセル研が反落し、ゲームアプリのワンダープラネットは第3四半期累計決算が想定に届かずストップ安。対して、Enjinは3日続伸。ブランド品買取のバリュエンスは業績下方修正で悪材料出尽くしと受けととめられストップ高

チャート上では、5日移動平均線(2万8,423円)を下抜けて、ボリンジャーバンドの-1σ(2万8,372円)も下回った。先ずは5日移動平均線の回復が待たれる。

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米国市場のコカコーラ人気にヒントあり 「連続増配・高利回り」が焦点
日本証券新聞7月16日(金)紙面1面TOP記事掲載

長瀬産は中計にも注目

様子見気分広がるなか、全般続落歩調。日経平均が2万8,000円台半ばを超えると途端に買いの手が引っ込むのが昨今の地合いか。足元の円高・ドル安を背景に、朝方は倉庫や建設など内需系銘柄の一角が消去法的な物色を集めたが、これらのセクターは一方で、比較的高配当利回りといった側面も持つ。9月末の配当取りにはまだ早いが、相場の先行きに不透明感が生じると、ディフェンシブ系銘柄が選好される面もあるのだろう。

日本株とは裏腹に好調一途に見える米国株。14日に「44.44ドル高」と、ザラバベースでは最高値更新したニューヨークダウだが、構成30銘柄中、上昇率2位で6月4日高値(昨春来高値)に肉薄したのがコカコーラだ。今年で59年連続増配の“配当貴族銘柄”でもある(14日時点で利回り2.98%)。ライバル、ペプシコの好決算に刺激を受けた面もあるが、中国景気の鈍化懸念などが指摘されるなかでは、安定成長銘柄には買い安心感が生じているようだ。

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今日の市況概況
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7月15日(木)☆[概況/大引け]

続落。感染拡大と円高、中国GDPが予想以下も重し。日立が売られ、脱炭素関連は利食い売り。電鉄が安く、鉄鋼は上昇

大引けの日経平均は329円安の2万8,279円、TOPIXは23ポイント安の1,939ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は279、値下がり銘柄数は1,839。出来高は9億7,117万株、売買代金は2兆1,142億円。
東京都の新規感染者数が14日に約2カ月ぶりに1,000人を超え、第4波のピークを上回ったことを受けて、日経平均は続落となった。

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