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コラム2021年7月20日

【本日のマーケット】7月20日(火)

7月20(火)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場で主要3指数は大幅続落。英国がフランスからの渡航者向け隔離義務を継続することになり、欧州各国の株式市場は軒並み2%を超える下落率となった。米国でも変異株の感染拡大により、経済回復の遅れが懸念され、NYダウは725ドル安と今年最大の下げ幅。ボーイングやデルタ航空、クルーズ船のカーニバルが売られ、クレジットカードのビザやマスターカードも安く、金利低下でJPモルガン・チェースなどの金融株も下落した。原油安を受け、エクソン・モービルの下げも目立った。NYダウは725ドル(2.09%)安の33,962ドル。ナスダックは5日続落。アップルやズームビデオ、アメリカン航空が売られたが、半導体関連のエヌビディアは反発し、ワクチン関連のモデルナとノババックスは高い。ナスダック総合指数は前日比152ポイント(1.06%)安の14,274ポイント。S&P500指数は前日比68ポイント(1.59%)安の4,258。

本日の東京市場は、欧米市場の大幅安を受けて5日続落でのスタート。昨日に続き全面安となり、一時は322円安の2万7,330円まで下落し5月安値を割り込む場面もあった。4連休を控えてポジションを取りづらく、腰の入った買いが入らない状況。昨日割り込んだ200日移動平均線が遠ざかる展開となった。大引けの日経平均は264円安の2万7,388円。売買代金は2兆3,941億円。TOPIXは18ポイント安の1,888ポイント。

新興市場も続落。JASDAQ平均は続落。ファブリカや出前館、サン電子が安い。一方、テーオーHDは3日続伸。元旦ビューティは屋根施工と同時に上から直天井をつくる製品を発表しストップ高。オプトエレクとフクダ電子が高い。マザーズは4日続落。一時プラスとなる場面もあった。Pアンチエイジやラキール、Enjin、アイドマが下落。対して、ベイシスは反発。弁護士ドットコムはGS証券による新規「買い」で上昇。

チャート上では、長い上ヒゲを伴い実体線の短い陽線。買い上がる力は無く上値の重さを感じる。下方にはボリンジャーバンドのー3σ(2万7,778円)が控えており、自律反発域の水準。

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いちよし経済研究所 山崎清一首席研究員に聞く 2021年後半 バイオ株投資の“ツボ”
日本証券新聞7月21日(水)紙面1面TOP記事掲載

コロナ以外の材料感応度高まる

新型コロナ流行を契機にバイオ医薬品であるmRNA医薬品なども身近な存在になった。バイオ業界に詳しい、いちよし経済研究所の山崎清一首席研究員にバイオ株の現状、2021年後半の注目イベントなどを聞いた。

――バイオ株の現状。

「ナスダック・バイオテクノロジー・インデックスと、当社が算出している日本のバイオベンチャー株価指数を見ると、今年はともに2月まで指数上昇→調整→6月から回復。バイオ株は日米ともに同じ動きをしている。6月からの回復は米バイオジェンとエーザイ(4523)が共同開発したアルツハイマー治療薬の米国承認がきっかけ」

「昨年はコロナ関連以外は見向きもされなかったが、今年は全く異なる。今期黒字を目指すシンバイオ製薬(4582・JQ)、止血剤で米国承認取得のスリー・ディー・マトリックス(7777・JQ)が買われるなど、コロナ以外の材料への反応が良くなっている。これから年末に向けてイベントに期待したい」

――2021年後半の注目イベントは。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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7月20日(火)☆[概況/大引け]

前日の欧米株が感染再拡大で大幅安となり、日経平均は5日続落。不動産株が安く、キヤノンは上方修正で大幅高

大引けの日経平均は264円安の2万7,388円、TOPIXは18ポイント安の1,888ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は441、値下がり銘柄数は1,656。出来高は10億864万株、売買代金は2兆3,941億円。
19日の欧米株が感染再拡大で大幅安となったため、20日の日経平均は5日続落となった。

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