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コラム2021年8月12日

【本日のマーケット】8月12日(木)

8月12(木)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは2日連続で最高値更新。7月の消費者物価指数は前年同月比5.4%上昇となったが、前月比では0.5%上昇と、6月の0.9%上昇から鈍化したため、FRBが早期に量的金融緩和の縮小に動くとの見方が緩和した。インフラ投資関連のキャタピラーとニューコアは続伸。NYダウは220ドル(0.62%)高の35,484ドル。ナスダックは続落。モデルナとビオンテックは大幅続落。対して、仮想通貨取引所のコインベースは上昇し、融資プラットフォームプロバイダのアップスタートは急騰。ナスダック総合指数は前日比22ポイント(0.16%)安の14,765ポイント。S&P500指数は前日比10ポイント(0.25%)高の4,447。

本日の東京市場は、連日のNYダウの最高値更新を好感して5日続伸でのスタート。一時209円高の2万8,279円まで上昇となったが、前日まで4日続伸となっていることから、利益確定売りで徐々に上げ幅を縮める展開。じり安推移となり、後場にはマイナス圏に沈み5日ぶりに反落となった。好業績バリュー株への物色は継続しており、海運株は連日の上昇。大引けの日経平均は55円安の2万8,015円。売買代金は2兆3,844億円。TOPIXは0.5ポイント安の1,953ポイント。

新興市場はまちまちの展開。JASDAQ平均は小幅に3日続伸。プロルートが大幅続伸。シキノハイテックは業績上方修正を好感。東洋合成とフルヤ金属は3日続伸となり、ランシステムは3日連続ストップ高。対して、ウエストHDは売られ、ファッション通販のクルーズは減益決算でストップ安。マザーズは4日ぶりに反落。QDレーザは赤字決算で下落。BASEやベイシスが安い。一方、グローバルウェイは大幅続伸で、フォースタートアップスはストップ高。DMPは大口受注で急騰。

チャート上では、高寄り後の陰線。かろうじて2万8,000円台をキープ。200日移動平均線(2万7,994円)や、25日移動平均線(2万7,952円)上の株価位置もキープ。

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話題相次ぐ「指数入れ替え」
日本証券新聞8月13日(金)紙面1面TOP記事掲載

日経平均の定期見直し発表も3週後に迫る

日本時間12日早朝、海外投資家ご用達指数「MSCI」の四半期入れ替え内容が発表された。前週末6日の「JPX日経インデックス400」入れ替え発表に続いて、このところ指数絡みの話題が続いている。そして、おそらくは3週間後、9月早々にも新制度下での「日経平均」定期入れ替えが発表され、10月7日には(1~)3月期決算企業の「TOPIX」浮動株比率見直し(大和証券が11日付で予想レポートを発行)も発表される。

まずはMSCI四半期入れ替えだが、2・8月は補助的な位置付けのため、日本株の新規採用・除外はゼロとなった(今後は2・8月も5・11月同様の見直しが行われる方向にある)。ただし、算出対象株数や浮動株比率の変更は実施され、小幅ではあるが、需給インパクト順で、いすゞ、第一三共などにポジティブ、NRI、日東電工などにネガティブな影響が試算されている(実施は31日引け)。

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今日の市況概況
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8月12日(木)☆[概況/大引け]

5日ぶりに小反落。パウエルFRB議長再任に民主党左派が難色。楽天は赤字決算で下落し、海運は好調継続

大引けの日経平均は55円安の2万8,015円、TOPIXは0.5ポイント安の1,953ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,049、値下がり銘柄数は1,024。出来高は10億4,417万株、売買代金は2兆3,844億円。
NYダウが2日連続で最高値を更新したことを受けて、日経平均は朝方、209円高の2万8,279円まで上昇したが、その後は伸び悩み、5日ぶりに小反落となった。

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