TOP  NSJアップデート  コラム  【本日のマーケット】8月16日(月)
コラム2021年8月16日

【本日のマーケット】8月16日(月)

8月16(月)のマーケット                                                                   

前週末の米国株式市場でNYダウは小幅に4日続伸。取引開始直後は110ドル高となったが、ミシガン大学消費者信頼感指数が8月は70.2と7月確報値の81.2から大幅に低下した(市場予想は81.2)ため、上げ幅を縮めた。ディズニーは4~6月期がパンデミック関連の制限緩和を受けて来場者数が増加。テーマパーク部門が黒字化し、決算がアナリスト予想を上回り上昇。一方、バンク・オブ・アメリカやアメリカン・エキスプレスが売られた。NYダウは15ドル(0.04%)高の35,515ドル。ナスダックももみあい。AMDやエヌビディアが買われ、フィラデルフィア半導体株指数は7日振りに反発。ズームビデオやアメリカン航空、燃料電池のプラグパワーは安い。ナスダック総合指数は前日比6ポイント(0.04%)高の14,822ポイント。S&P500指数は前日比7ポイント(0.16%)高の4,468。

本日の東京市場は、感染拡大が続いていることや、アフガニスタンでタリバンが勝利したことが警戒され3日続落でのスタート。寄付き後から下げ幅を拡大して、2万7,500円レベルでの推移。全国の新規感染が2万人を超えたことや、2月16日(日経平均は3万467円)の高値期日の売り圧迫も警戒された。また、中国の7月の鉱工業生産が前年同月比6.4%増と、6月の8.3%増から伸びが鈍化し、市場予想の7.8%増も下回ったことも嫌気された。大引けの日経平均は453円安の2万7,523円。売買代金は2兆3,230億円。TOPIXは31ポイント安の1,924ポイント。

新興市場は共に下落。JASDAQ平均は5日ぶりに反落。シンバイオ製薬やファブリカ、アルマードが下落。一方で、プロルートや星医療酸器、SEMITECは続騰。マザーズ指数は3日続落となり年初来安値。メルカリやケアネットが売られ、オークファンは通期減益予想に下方修正しストップ安。会計・人事労務ソフトのフリーは投資負担により、調整後営業利益の赤字継続予想のため急落。対して、ブシロードは自社株買いと株式分割、株主優待制度新設を発表し急伸。

チャート上では大陰線を引き、再び200日移動平均線(2万8,035円)を大きく下抜け、パラボリックも陰転。大きくギャップダウンとなり、非常に弱いチャート形状。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

青い目に映る「日本株の弱さ」とは!? クレディ・スイス証券 白川浩道チーフ・エコノミスト語る
日本証券新聞8月17日(火)紙面1面TOP記事掲載

首相交代で相場激変シナリオが浮上

ちょうど“2月高値期日”を迎えた16日の日経平均は一時549.77円安。前週末の米国株小幅高(ニューヨークダウ、S&P500ともに最高値)にも関わらず急落となった背景にあるのは…。全国の1日当たり感染者数が初の2万人突破となるなど、どうにも止まらないコロナ感染増で、「政府は緊急事態宣言の期限を9月半ばまで延長する方向で調整に入った」と伝えられたが、それだけではない。早朝には、タリバンの攻勢を受けたアフガン政権崩壊が伝えられ、さらには、寄り前発表の4~6月期実質GDP第1次速報値前期比年率1.3%増も「自粛疲れでプラス成長確保だが、『V字回復』は幻に」といった評価。弱り目にたたり目、“踏んだり蹴ったり”といった様相だが、海外主要市場に対する日本株のアンダーパフォームは今に始まった話ではない。やはり今後のカギを握るのは、5~7月と売り越しを続けてきた外国人の動向だろう。

・・・続きは紙面・Digital版で!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

8月16日(月)☆[概況/大引け]

4~6月期GDPが1~3月のマイナス幅に対して回復が低く、全国新規感染2万人超や緊急事態宣言9月半ばまで延長観測、マザーズ年初来安値も嫌気

大引けの日経平均は453円安の2万7,523円、TOPIXは31ポイント安の1,924ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は196、値下がり銘柄数は1,947。出来高は10億3,655万株、売買代金は2兆3,230億円。
取引開始前に発表された4~6月期実質GDPは前期比年率1.3%増と市場予想の0.7%増を上回ったが、日経平均は3日続落の始まりとなった。

詳しくはコチラ

関連記事