8月18日（水）のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは6日ぶりに反落し、一時505ドル安となった。7月の小売売上高は前月比1.1％減と市場予想の0.3％減を上回る落ち込みとなった。ホームセンターのホームデポやロウズ、ディスカウントストアのターゲットが売られ、GMやフォードといった自動車メーカーも安い。NYダウは282ドル（0.79%）高の35,343ドル。ナスダックは続落。テスラやアマゾン、フェイスブック、エヌビディアが安い。対してモデルナとバイオンテックは買われた。ナスダック総合指数は前日比137ポイント(0.93％)安の14,656ポイント。S＆P500指数は前日比31ポイント(0.71％)安の4,448。

本日の東京市場は前日終値近辺で、もみ合いでのスタート。軟調地合いを引き継ぎ、日経平均は9時24分に76円安まで下落。東証マザーズ指数が993ポイントと昨年8月3日以来の1,000ポイント割れとなったが、その後、5日ぶりの反発に切り返した。ソフトバンクグループが5日ぶりに反発したことも安心感を誘い、後場寄りには247円高の2万7,671円まで上昇。 上値は抑えられたが5日ぶりの反発となり、大引けの日経平均は161円高の2万7,585円。売買代金は2兆1,808億円。TOPIXは8ポイント高の1,923ポイント。

新興市場も共に反発。JASDAQ平均は3日ぶりに反発。フェローテックが反発し、緊急事態宣言の拡大で出前館が買われた。一方で、プロルート丸光は８日ぶりに反落し、星医療酸素器は続落。マザーズ指数は一時、昨年８月３日以来となる1000ポイント割れとなったが、切り返し５日ぶりに反発。メルカリは４日ぶりに反発し、ＦＲＯＮＴＥＯは京大と企業不正検出のＤＸ化共同研究で大幅続伸。トレンダーズとＭＲＴが大幅続伸。対して、キャリアは下落。

チャート上では、7月30日安値の2万7,272円割れが意識されたが、何とか回避した格好。ただ、反発力は弱く、昨日のザラ場高値や5日移動平均線（2万7,705円）には届かず。早晩に回復することが望まれる。

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