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コラム2021年8月25日

【本日のマーケット】8月25日(水)

8月25(水)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは3日続伸。サイバーセキュリティのパロアルトネットワークスと家電量販店大手のベストバイは好決算で買われた。ワクチン接種普及による正常化期待で、カジノのラスベガス・サンズとクルーズ船のカーニバルは3日続伸。NYダウは30ドル(0.09%)高の35,366ドル。NASDAQは4日続伸となり、初の1万5,000ポイント乗せ。民泊仲介のエアビーアンドビーは、アフガニスタンからの難民2万人に無料で滞在先を提供すると発表したことで買われた。NASDAQ総合指数は前日比77ポイント(0.52%)高の15,019ポイント。S&P500指数は前日比6ポイント(0.15%)高の4,486。

本日の東京市場は、NASDAQが初の1万5,000ポイント乗せとなったことを好感して3日続伸でのスタート。寄付き後に165円高の2万7,897円まで買われたが、前日までの2日間で718円の上昇となっていたことから上値は抑えられた。また、緊急事態宣言地域拡大や26日から28日まで開催される米FRBの経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)を控え、様子見姿勢が強まった。大引けの日経平均は7円安の2万7,724円。売買代金は2兆1,187億円。TOPIXは1ポイント高の1,935ポイント。

新興市場は堅調展開。JASDAQ平均は3日続伸。ケイブは台湾子会社が新規事業開始でストップ高。太洋物産がストップ高。出前館は3日続伸。一方で、Mipoxやカイノスが急落。直近新規公開株のタンゴヤは下落。マザーズ指数は小幅ながら4日続伸。米国でサイバーセキュリティのパロアルトネットワークスが好決算で買われた連想で、サイバーセキュリティクラウドが値を飛ばした。インテMが大幅続伸。対して、フリークアウトとヘリオスは急落。

チャート上では、3日ぶりに陰線となるも25日移動平均線上をキープ。一目均衡表の基準線(2万7,617円)の上方に位置し、パラボリックも陽転となった。

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「9月高習性」銘柄を探る 週明け30日から実質月替わり
日本証券新聞8月26日(木)紙面1面TOP記事掲載

12連勝・栗田工に巻き返しの機

今週末27日が8月末割り当ての権利付き最終日。来週から受け渡しベースでの実質9月相場入りということになる。ここでは、8月の展開を振り返るとともに、9月相場に向けた対応などを考えてみたい。

そもそも8月は、1990年のイラクによるクウェート侵攻をはじめ、91年ソ連クーデター事件(レッドマンデー)、2008年ロシアのグルジア侵攻など「地政学リスクイベントの生じやすい月」として認識されてきたが、今年もアフガン情勢急変で“実証”された格好。一方で、この月は“外国人売り特異月”ともされるが、こちらは直近発表分の第1、2週まで現物・先物ともに買い越しとなっている。

もう1つの注目点として、7月で「13年ぶりの5カ月連続陰線」となった日経平均の月足も挙げられよう。足元で7月末水準を上回って推移しているものの、月初に急伸したため、月足陽線となるには、2日終値(2万7,781.02円)を上回って引ける必要があり、近年の月末安傾向を踏まえてもやや微妙なところ。仮に8月も陰線で終わると「1955年3月以来2度目の6カ月連続陰線」となってしまう。

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今日の市況概況
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8月25日(水)☆[概況/大引け]

様子見姿勢でもみ合い。トヨタが部品用鋼材値上げで大手鉄鋼が買われた。コロナ飲み薬の塩野義製薬が高い

大引けの日経平均は7円安の2万7,724円、TOPIXは1ポイント高の1,935ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,010、値下がり銘柄数は1,061。出来高は9億1,254万株、売買代金は2兆1,187億円。
緊急事態宣言の拡大や今週の米ジャクソンホール会議を控え様子見となり、香港市場反落も影響し、日経平均はもみ合いとなった。

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