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コラム2021年8月30日

【本日のマーケット】8月30日(月)

8月30(月)のマーケット                                                                   

前週末の米国株式市場でNYダウは 反発。パウエルFRB議長がジャクソンホール会議の講演で、今年中に資産購入ペースを減速させ始めることが適切と述べたが、早期利上げ観測は否定したため買いが先行。ボーイングやディズニー、ゴールドマン・サックスやGEなどが買われた。NYダウは242ドル(0.69%)高の35,455ドル。ナスダックは反発となり、最高値更新。エヌビディアが英半導体設計大手アーム買収計画について、EUが競争法上の調査を開始する見通しと報じられたが、エヌビディア側は承認を求める見通しのため、反発。NASDAQ総合指数は前日比183ポイント(1.23%)高の15,129ポイント。S&P500指数は前日比39ポイント(0.88%)高の4,509。

本日の東京市場は、先週末のジャクソンホール会議でパウエルFRB議長の発言を受けて米国市場が上昇したことで反発スタート。パウエル議長は年内のテーパリング開始が適切との考えを示唆したが、利上げに関しては慎重な姿勢を示したため米国株は上昇。NASDAQ総合指数とS&P500指数は最高値更新となった。日経平均は寄付き後の280円高の27,921円まで上昇を見せたが、月末の株安アノマリーや自民党総裁選が警戒され、上げ幅を縮める展開となった。大引けの日経平均は148円高の2万7,789円。売買代金は2兆4,574億円。TOPIXは21ポイント高の1,950ポイント。

新興市場は東証1部市場以上に上昇。JASDAQ平均は反発。フェローテックやクロスフォー、東洋合成が買われた。一方、出前館とソーバルは下落。マザーズ指数は2%超の反発。HENNGEはマルウエア(悪意のあるプログラム)付きのメール対策サービスが注目され急騰。Enjinが大幅高となり、アイ・パートナーズはストップ高。太洋物産が急反発。対して、Pアンチエイジやアクセルマークは下落

チャート上では高寄り後の陰線。上値の重さは感じるが窓を空けての上昇となり、5日移動平均線(2万7,725円)、25日移動平均線(2万7,676円)を回復。

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発表間近!日経平均入れ替え
日本証券新聞8月31日(火)紙面1面TOP記事掲載

各社予想最終チェック 大本命・任天堂の行方は

海外株高を受けて朝方280.41円高まで買われながら、もうひとつ伸び切れない日経平均(引けは148.15円高)。様々な要因が想定されるが、その1つとして、採用銘柄の定期入れ替え発表を目前に控えた手掛けづらさも挙げられようか。

現行制度となった2000年以降で、年に1度の定期入れ替え発表日は表①の通り。8月の臨時入れ替え銘柄との同時発表となった11年を除けば9月上旬となっているが、とりわけ近年は発表が早まる傾向にあり、17~19年は月の第3営業日。そして昨年は初の9月1日発表となった。こうした傾向を踏まえれば、今年も「早ければ1日、遅くとも今週中」となる可能性は高そうだ。

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今日の市況概況
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8月30日(月)☆[概況/大引け]

高寄り後、上げ幅を縮小。海運は上げ幅を縮めたが続伸。レーザーテックと鉄鋼が買われ、旅行関連も高い

大引けの日経平均は148円高の2万7,789円、TOPIXは21ポイント高の1,950ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,854、値下がり銘柄数は279。出来高は10億2,174万株、売買代金は2兆4,574億円。
先週末の米国株反発を受けて、日経平均は高寄りしたものの、月末の株安アノマリーや自民党総裁選が警戒され、伸び悩んだ。

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