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コラム2021年9月1日

【本日のマーケット】9月1日(水)

9月1(火)のマーケット                                                                   

前日の米国株式市場でNYダウは小幅に続落。コンファレンス・ボードが発表した8月の消費者信頼感指数は113.8と、前月の125.1から低下し、市場予想の124.0も下回った。ウェルズ・ファーゴやマスターカード、ナイキが売られた。AMCエンターテインメントやスノーフレークは高い。NYダウは39ドル(0.11%)安の35,360ドル。NASDAQは小反落。ウエブ会議システムのズーム・ビデオは第3四半期の業績見通しがアナリスト予想を下回ったことで急落した。NASDAQ総合指数は前日比6ポイント(0.04%)安の15,259ポイント。S&P500指数は前日比6ポイント(0.13%)安の4,522。

本日の東京市場は、3日続伸でのスタート。4~6月期の法人企業統計調査が前年同期比5.3%増となり、市場予想の3.5%増を上回ったことが好感された。9時30分に355円高の2万8,445円まで上昇を見せたが、菅首相が9月中旬の衆院解散観測報道を否定したため上げ幅を縮める展開に。その後はじり高となり2万8,400円の水準で高値もみ合いで推移。コロナ感染者数にピークアウトの兆しが出てきたことも安心感を誘い、引けにかけては買いが優勢となり高値引け。大引けの日経平均は361円高の2万8,451円となり3日続伸。売買代金は2兆7,721億円。TOPIXは20ポイント高の1,980ポイント。

新興市場も共に続伸。JASDAQ平均は小幅続伸。フィスコは純利益予想を大幅上方修正しストップ高。フェローテックやシンバイオ製薬、ネクスグループが買われた。一方、ウエストHDは反落し、アンビスは9日ぶりに反落。マザーズ指数は3日続伸。AI insideとEnjinが買われ、グローバルウェイはストップ高。対して、海帆は株主優待制度の休止を発表しストップ安。すららネットは続落。直近新規公開株のJフロンティアが安い。

チャート上では陽線坊主となり、一気に200日移動平均線(2万8,281円)を奪還。一目均衡表の雲抜け(2万8,405円)達成となり、視界が開けてきた。

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注目記事 Pick up
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麻生副総理ファミリー企業、村上Fに相乗り!?
日本証券新聞9月2日(木)紙面1面TOP記事掲載

大量保有報告書に注目 主戦場は建設株

業種別指数33業種中30業種が上昇する全面高展開にあって、上昇率トップ(29.0%高=ストップ高)に立ったのが東京機械製作所(6335)だ。背景などは1日付本紙で触れた通りだが、7月20日の最初の大量保有報告書提出から8月23日の直近報告まで、一気に保有比率38.64%に至ったアジアインベストメントファンドの動向が最大の焦点となっている。かつての「兼松日産」や「本州製紙」といった昔懐かしの仕手相場を思わせる展開。

もっとも、大量保有報告書(やその後の保有増減時に提出される変更報告書)が注目されるのは、この株だけではない。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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9月1日(水)☆[概況/大引け]

法人企業統計の改善と新規感染ピークアウト期待。村田製作と太陽誘電が買われ、金融が堅調。レーザーテックと海運、鉄鋼は反落

大引けの日経平均は361円高の2万8,451円、TOPIXは20ポイント高の1,980ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,548、値下がり銘柄数は532。出来高は10億8,266万株、売買代金は2兆7,721億円。
4~6月期の法人企業統計で、経常利益が前年同期比93.9%増となり、設備投資は同5.3%増と5四半期ぶりに増加となった。
新型コロナの新規感染がピークアウトの兆しとなっていることも好感され、日経平均は3日続伸。

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